あなたside
買い出し組が帰ってきたから私たち調理班である白鳥沢と鴎台の役割がやっと回ってきた。
待ちくたびれていた部員たちに皮むきや肉を切らせたりお皿に盛らせたりそれぞれ指示をする。
色んな人に指示を出していると、チラチラ視界に入ってくる人が1名。
さっきから野菜を切ってくれているけど1種だけ全く手がつけられておらず山ほど残っている野菜がある。
と言いながらも、ピーマンだけには触れていない。
キラキラした目で私を見つめる五色くん。
なせか逸らせず、謎の見つめ合う時間を過ごしていると、私たちの間に川西くんが入ってきた。
見ると、串に凄い勢いで食材を指している賢二郎くんの姿が笑
ぽん、と私の肩を叩いた川西くんは何もしないくせにうろちょろし始めた。
とりあえず、この後テキトーに賢二郎くんの機嫌をなおして、準備も終えた。
焼き場は男たちに任せるとして、私は仁花ちゃんとキッチンにおにぎりを作りに行った。
私が焼きおにぎり食べたくてね。
部員たちの分も作ってさっさと焼き場に戻った。
続きが悪い言葉そうだったから賢二郎くんの腹を軽くパンチしたら黙った。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!