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第109話

Vol.5
「ウボッ…。どういうことや、村田!!」
「見ての通りですよ、長岡先輩」
ホンマにコイツ、西岡なんか!?胃から物の見事に酸系の異物が嘔吐として込み上げてきた。

『アッハハハ。オッチャン、エエ子やなぁ。そうなんや、長岡いうヒネ(刑事)なんや』
『頼むわ、ピィ―――、もう一発、な~、ええやろ』
『判ったでオッチャン。濃い~のを射ったるさかいに』

この赤い液体は何なんや!? 口から涎を垂れ流した西岡の顔が緩んでいるのが判る。
それにしても観られた物やない。肛門に突き刺さった大きな注射器の中の赤い液体が押し込まれていく。それよりもワシの名前出しくさってからに!!
その後の惨たらしさにワシは危うく出しかけた嘔吐を飲み込んだのや。
「あのクソガキだきゃあ!!急ぐんや村田!!」
「先輩…、何も思わないのですか?自分のことは…」
「そうや!!この動画だけで首が危ないのはワシや。何でお前が自殺を図る必要があるんや!?」
そうや、確かに村田が言う通りや。それなら村田に何があったかや。朝から何やら怯えた顔がどうも気になっていたんやが…。
「次の動画を観れば判りますよ…」
そう言うと村田は大きく溜め息を吐いたのや。それよりも西岡はその後どうなったんや…。そう思った矢先に
「む…村田…、お前…」
ワシは言葉を詰まらせてしまった。な…何て醜態やねん。だ…誰が?けどや、奴は黒蝶で飲んどるのは確認が取れている。別動隊が帰宅まで確認しとるんや。そ…それやったら誰の仕業やねん…。 「いいか村田!!ワシが何とかするさかいにな!!それよりもや、平野の息子はどうやねん!?」
「了解しましたよ、長岡(先輩)……」
「そうか!!」
クソガキが!!ワシの首を跳ねられてたまるかい!!それと村田(コイツ)の存在が問題やな。何れ平野のように消えて貰うしかあるまい。そうや、東條や!!ワシはサングラ越しに村田を見ていた。
「Yo~慎吾、ヤクザの事務所って、さっすがに退屈なんだけど。それにさ、いつ来てもサッパリしないじゃん」
何なんだぁ、あの変なネエちゃんは?事務所2階の応接室にコーヒーを持って行くと
「何だ~これ?ホットな麦茶か~。出来ればさぁ~、ペコの苺short cakeが欲しいんだよな~」
「あのう、ペコとは?」
「バッカじゃんアンタさぁ~。ペコちゃん知らない訳~?」
「あぁ、不二家のね」
階下に降りる時、俺は「このアホが」って呟いたんやが、
「アホ~?超ムカつくんだよね、それって!」
「スンマヘン(すみません)なぁ」
それにしても、こんな不況の時代にヤクザ志願するとは?あっ、電話番の田中のことなんやが、聞けば体育系なんやと。俺?竜二って言うんやが、俺もまだ盃を貰っていない身ぃなんやが、
「松山幹部、何なんですか、あの女は?」
「クク。気紛れなお客さんだクククク」
そう応える松山幹部の言葉は相変わらず何時もと変わらないものやった。只やね、松山幹部が事務所に居る時は何故か和むんや。その時やった。防犯モニターに2人の不審な人物がインターホンを鳴らしている姿が映っていた。
「どちらさんでっか?」
当番者の田中がインターホンの受話器を耳に宛がい返答をしていた。
「県警本部の長岡や!!パールのセンチュリーのリム(リムジン)があると言うことは、松山が居てるんやろ!」
どうします?――――、田中が松山幹部に伺いをたてていた。
「いいだろ、開けてやるんだ」
ドアの施錠が外されたことを確認した途端に遠慮なしに入り込んだ2人の内、グラサンかけた年輩者が松山幹部に駆け寄るや
、バツン!!
「松山!!オンドレ、どういう事なんじゃ!!」
「何さらすんじゃ!!」
松山幹部に手をかけた男を羽交い目するように俺は飛びかかったんや。
「離さんかい!公妨で引っ張ったろか!?」
「何が公妨やねん!!何ならパクってみんかい!!」
俺が息巻いた時
「ククク竜二、挨拶代わりだ。騒ぐんじゃない」
ニタリと笑いながら血で滲んだ唇を松山幹部は静かに舐めながら言い放ったんや。
●公務の執行を妨害する罪


法律・条文 刑法95条-96条の3

保護法益 公務の執行の適正

主体 人

客体 国家公務員・地方公務員・みなし公務員

実行行為 各類型による

主観 故意犯

結果 各類型による

実行の着手 -

既遂時期 各類型による

法定刑 各類型による

未遂・予備 -

日本の刑法


刑事法

刑法

刑法学 犯罪 刑罰

罪刑法定主義

犯罪論

構成要件 実行行為 不作為犯

間接正犯 未遂 既遂 中止犯

不能犯 相当因果関係

違法性 違法性阻却事由

正当行為 正当防衛 緊急避難

責任 責任主義

責任能力 心神喪失 心神耗弱

故意 故意犯 錯誤

過失 過失犯

期待可能性

誤想防衛 過剰防衛

共犯 正犯 共同正犯

共謀共同正犯 教唆犯 幇助犯

罪数

観念的競合 牽連犯 併合罪

刑罰論

死刑 懲役 禁錮 刑死

罰金 拘留 科料 没収 牢死

法定刑 処断刑 宣告刑

自首 酌量減軽 執行猶予

刑事訴訟法 刑事政策


表・話・編・歴


公務の執行を妨害する罪(こうむのしっこうをぼうがいするつみ)は、刑法に定められた国家的法益に対する罪で、国家作用に対する罪のうち公務に対する罪の総称[1]。広義における公務執行妨害罪と同義である。

目次

1 概説

2 公務執行妨害罪(狭義)
2.1 保護法益

2.2 行為

3 職務強要罪

4 封印等破棄罪

5 強制執行妨害目的財産損壊等罪

6 強制執行行為妨害等罪

7 強制執行関係売却妨害罪

8 加重封印等破棄等罪

9 公契約関係競売等妨害罪

10 談合罪
10.1 主体

10.2 行為

10.3 目的犯

11 脚注

12 関連項目

13 参考文献

14 外部リンク

概説[編集]

公務の執行に対する罪には刑法第2編第5章に規定される、公務執行妨害罪(狭義の公務執行妨害罪、刑法95条1項)、職務強要罪(刑法95条2項)、封印等破棄罪(刑法96条)、強制執行妨害目的財産損壊等罪(刑法96条の2)、強制執行行為妨害等罪(刑法96条の3)、強制執行関係売却妨害罪(刑法96条の4)、加重封印等破棄等罪(刑法96条の5)、公契約関係競売等妨害罪(刑法96条の6第1項)、談合罪(刑法96条の6第2項)がある。

これらの類型は2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)による刑法の一部改正に伴うもので、この刑法の一部改正以前は公務執行妨害罪(狭義の公務執行妨害罪、95条1項)、職務強要罪(95条2項)、封印等破棄罪(96条)、強制執行妨害罪(旧96条の2)、競売等妨害罪(旧96条の3第1項)、談合罪(旧96条の3第2項)に類型化されていた。

公務執行妨害罪(狭義)[編集]

公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する(刑法95条1項)。警察における集団語は公妨(こうぼう)。

保護法益[編集]

本罪の保護法益は公務そのものであり公務員の身体・精神ではない[2]。判例も刑法95条の規定は公務員を特別に保護する趣旨の規定ではなく、公務員によって執行される公務そのものを保護するものであるから日本国憲法第14条に反するものではないとする[3]。

行為[編集]

本罪の行為は暴行又は脅迫である。本罪の暴行が認められるためには、公務員に向けられて有形力が行使されればよく(広義の暴行)、また現実に公務の執行を妨害する必要はない。

本罪は公務員が職務を執行するに当たりなされることを要する。

「公務員」

刑法7条の定義による。法令により公務に従事する職員(みなし公務員)等も本罪の「公務員」に該当するとされる。

「職務を執行するに当たり」

職務を執行中のときだけでなく、これから職務の執行にとりかかろうとするとき、または今まさに職務の執行を終えようとするときが該当する。

職務行為の適法性

規範的構成要件要素。構成要件上明示されていないが、違法な公務を保護する必要はないため、当然に構成要件とされる(書かれざる構成要件要素)。ただし、軽微な手続違背があっただけでは本罪における公務の適法性の要件は損なわれない。適法性の判断基準時については争いがあり、以下のように分類される。

大きく分けて、公務を執行する者の主観による主観説、裁判所の認定による客観説、一般人を基準とする折衷説がある。客観説は更に、行為当時の状況を基に判断する行為時標準説と事後的な要素も全て考慮する裁判時標準説(純粋客観説)に分けられる。判例は、行為時標準説を採っている(最決昭和41年4月14日判時449号64頁)。

職務強要罪[編集]

公務員に、ある処分をさせ、若しくはさせないため、又はその職を辞させるために、暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする(刑法95条2項)。

封印等破棄罪[編集]

公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法によりその封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にした者は、3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(刑法96条)。2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により、法定刑が2年以下の懲役又は20万円以下の罰金から3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金又はその併科に引き上げられた。

本罪の行為は公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法によりその封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にすることである。旧条文では単に「公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法で無効にした」ことを処罰対象としていたため、たとえ行為者が命令や処分を知っている場合であっても行為時に有効な封印や差押えの表示が存在しなければ本罪は成立しないとされていた(判例[4])。このような問題に対処するため、2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により、その封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にする行為も処罰対象となった。
職務強要罪[編集]

公務員に、ある処分をさせ、若しくはさせないため、又はその職を辞させるために、暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする(刑法95条2項)。

封印等破棄罪[編集]

公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法によりその封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にした者は、3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(刑法96条)。2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により、法定刑が2年以下の懲役又は20万円以下の罰金から3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金又はその併科に引き上げられた。

本罪の行為は公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法によりその封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にすることである。旧条文では単に「公務員が施した封印若しくは差押えの表示を損壊し、又はその他の方法で無効にした」ことを処罰対象としていたため、たとえ行為者が命令や処分を知っている場合であっても行為時に有効な封印や差押えの表示が存在しなければ本罪は成立しないとされていた(判例[4])。このような問題に対処するため、2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により、その封印若しくは差押えの表示に係る命令若しくは処分を無効にする行為も処罰対象となった。

強制執行妨害目的財産損壊等罪[編集]

強制執行を妨害する目的で、次の各号のいずれかに該当する行為をした者は、3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。情を知って、第三号に規定する譲渡又は権利の設定の相手方となった者も、同様とする(刑法96条の2)。

強制執行を受け、若しくは受けるべき財産を隠匿し、損壊し、若しくはその譲渡を仮装し、又は債務の負担を仮装する行為

強制執行を受け、又は受けるべき財産について、その現状を改変して、価格を減損し、又は強制執行の費用を増大させる行為

金銭執行を受けるべき財産について、無償その他の不利益な条件で、譲渡をし、又は権利の設定をする行為

(刑法96条の2)。

強制執行を受け、若しくは受けるべき財産を隠匿し、損壊し、若しくはその譲渡を仮装し、又は債務の負担を仮装する行為

強制執行を受け、又は受けるべき財産について、その現状を改変して、価格を減損し、又は強制執行の費用を増大させる行為

金銭執行を受けるべき財産について、無償その他の不利益な条件で、譲渡をし、又は権利の設定をする行為

本罪は2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により新設された。

強制執行行為妨害等罪[編集]

偽計又は威力を用いて、立入り、占有者の確認その他の強制執行の行為を妨害した者は、3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(刑法96条の3第1項)。強制執行の申立てをさせず又はその申立てを取り下げさせる目的で、申立権者又はその代理人に対して暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする(刑法96条の3第2項)。本罪は2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により新設された。

強制執行関係売却妨害罪[編集]

偽計又は威力を用いて、強制執行において行われ、又は行われるべき売却の公正を害すべき行為をした者は、3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(刑法96条の4)。本罪は2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により新設された。

加重封印等破棄等罪[編集]

報酬を得、又は得させる目的で、人の債務に関して、第九十六条から前条までの罪を犯した者は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(刑法96条の5)。本罪は2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により新設された。

公契約関係競売等妨害罪[編集]
偽計又は威力を用いて、公の競売又は入札で契約を締結するためのものの公正を害すべき行為をした者は、3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する(刑法96条の6第1項)。2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により、法定刑が2年以下の懲役又は250万円以下の罰金から3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金又はその併科に引き上げられた。
談合罪[編集]
公正な価格を害し又は不正な利益を得る目的で、談合した者も、前項と同様とする(刑法96条の6第2項)。談合行為が詐欺罪を構成するか否かについては争いがあり、大審院がこれを消極に解したことを受けて(大判大正8年2月27日刑録25輯252頁)、昭和16年刑法改正により新設されたものである[5]。2011年6月に成立した情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律(平成23年6月24日法律第74号)により、法定刑が2年以下の懲役又は250万円以下の罰金から3年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金又はその併科に引き上げられた。
主体[編集]
本罪は必要的共犯である。公務の執行を妨害する危険のあるような談合であれば成立し、入札参加者の一部の者によって行われようと全部の者によって行われようと談合罪を構成する(判例[6])。以下省略。

「中岡先輩!落ち着いて下さいよ。それでは」
自分が言葉を続けようとした時だった。
「Yo~慎吾、何をざわめいているんだよ~。それにさぁ、それってさぁ~」
階下に降りてきた女が正に言うとおりだった。