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第12話

Vol.2
「楊さん、忙しい中、えろうすみませんなぁ。ワシ、河村て言い、コイツが守田ですねん」
楊は中国人だが帰化しているらしく、流暢な日本語を話す。成る程、松山は中国語を話せるのか。互いの挨拶を終えたワシ等に楊は国際結婚の進め方を説明しだした。偽装結婚という言葉を使わず、あくまで『国際結婚』としてである。楊の説明によれば、こういうことだ。
先ず入会金を支払う。一応『日中国際結婚賛助協会』にしておくわ。
入会手続きに於いては、身分証明書・職業(在職証明書・給与明細書)・預金通帳の有無。何故通帳の確認を有するのかは、預金残高云々よりも公共料金の支払いを確認する為であるのや。そしてパスポートの取得を要する。次に希望女性の年齢。
「当然女性側にも希望があります」
楊は言い足し、次なる説明を続けた。日本男性側の希望に適応する女性をリストアップし、写真閲覧となる。所謂、中国女性の履歴書となる。
「河村さん、守田さん、ここまで説明判りますね」
「判りま」とワシ。
「判りました」と頷く守田。すると楊はバッグから履歴ファイルを取り出し、ワシに手渡したんや。本来は守田が偽装結婚を希望していたのやが、興味を抱いたワシはファイルを見開いた。
「ほう。楊さん、こんな綺麗な女も居てるのでっか?」
そのワシの言葉により、横に座る守田がファイルに顔を覗かせたのや。
「ホンマや。若い子もいてますんやね」
楊は朗らかに笑っていた。
「ククク。いい話が出来たようだな」
松山が言うように、確かにワシにとっても『いい話』である。初めての海外旅行もタダやし、その上紙切れ1枚でカネになる。守田からもカネを取れるんや。願ったり叶ったりとは、こういう事を言うのやろな。
松山が再び現れた時、ワシ等は立ち上がり迎えた。
「今後は各自が連絡を取り合ってくれ」
と言ってくれたので、ワシ等は携帯電話番号を教えあったんや。
「松山さん、礼金はどないすればいいやろか」
「ククク、要らない。お前達はカネが必要なんだろククク。気にすることはないさ」
そう言いながら煙草をくわえ火を点けた。ワイシャツの袖から覗くカルチェの時計に輝くダイヤの光がワシを欲望に導いたんや。

為了進入着陸体態,請勒緊安全帶(ウェイ ラ ジン ル- ジュオ ル- ティ- タイ,チン レイ ジン アン チュエン ダイ着陸体勢に入るため、シートベルトを締めて下さい)
中華航空の窓から見下ろす上海の絶景に見とれていた時に機内アナウンスが流れた。
「河村さん、守田さん、シートベルトを締めて下さい」
楊がワシ等に促した。
「楊さん、凄いでんな。大都会ですがな」
建ちはだかる高層ビルにワシは驚愕した。
関空を離陸した時は夕空に包まれ始めた頃だったが、時差により上海はまだ陽が降り注いでいたのや。楊に時計の時間調整を即されたが、ワシ等は腕時計など填めていなかった。それよりワシが残念に思ったのは、守田の相手は若く別嬪さんやが、ワシの相手は30代の女や。楊が言うには余り歳が離れていると怪しまれるとのことなんや。ま、ホンマに結婚する訳でなく偽装やし、カネが入るのやから贅沢は言えんわな。しかしや、戸籍上は立派な夫婦になる訳でっけど。
国際飯店などを始めとする大きな飯屋が仰山あるなと守田と話していると
「ははは河村さん、あれはホテルですよ」
なる楊の説明である。
「河村さん、守田さん、ホテルの水道の水は飲んではダメです。飲料水がありますから、それを飲むようにして下さい」
ところでや、楊の説明によると、中国のトイレに流れる水もシャワーの水も同じらしいのや。
「疲れてませんか?お腹減っていませんか?7時に食事です。その時彼女達来ます」
中国人のタクシードライバーは運転が荒っぽいわ。楊に言わせると、中国人は自慢のしたがりが多く運転を自慢しているという。
街中のレストランなどは洋式が普通だが、流れが悪くて詰まっていることがよくある。そのためか、使った紙はカゴの中に捨てるようになっているところもあるとのことですわ。
ワシ等が日頃食べる酢豚にしろ餃子にしろが、中華そばがあるぐらいや中華料理と思っているわな。 
ところがや、中国には四大料理(四大菜スーダーツァイ)として4つに分かれとんやと。
北京料理(京菜ジンツァイ)
宮廷料理の流れをくむ。
爆(バオ)焼(シャオ)揚(ヂャー)と言った調理法を得意とし、鳥や獣等の肉類を使う。
「羊肉のしゃぶしゃぶは有名とのことですわ。けど上海に来て上海蟹が食べてないのが残念ですわ」

四川料理(川菜チュアンツァイ)
四川は『天府之国ティエンフゥヂーグオ』呼ばれ、山や川の幸から漢方の薬材まで豊富にとれる地。辛香料をふんだんに使い、痺れる辛さの『麻マー』等の特徴がある。麻婆豆腐(マーポードウフ)棒棒鶏(バンバンジー)を始め、お焦げ料理が名物。

広東料理(奥菜ユエツァイ)
食在広州(シーザイグアンヂョウ)と言われるだけあって、料理は見た目も味付けも手がこんでいる。新鮮な魚介類から野生動物まで食材が豊富。調理法は炒(チャオ)焼(シャオ)炙(カオ)を得意としている。
片皮乳猪(ピエンピールゥヂュー子豚の丸焼き)やフカヒレのスープが有名。

でワシ等がいる上海は魚やエビ、カニを用い、醤油や砂糖を多く使うことで有名なんやと。
恥ずかしい話やが、こんな美味い料理は初めてのことなのや。そして食後のデザートがメイやった。
「ロ艾呀。イ尓,和善(アイ ヤ-。ニ-,ホ- シャンああ。あなた、優しく)」
「何を言ってるか判らない。ふっふっ、気持ちいいんやな?」
食事を終えワシは王梅雨と身体を重ねとった。わしは彼女のことを「メイ」と呼ぶようにしていたのや。
「あたな、優しく。ああぁ…」
けどや、中国語で女が悶える顔もエエものや。ワシはメイの乳首を甘噛みしながら蜜壺に指を這わせながら叙々に顔を移動させていた。

本場の中華料理は最高やった。只老酒はキツかったわな。
「河村さん、無理に飲まなくていいです。けど松山さん、とてもお酒強い。でも女には優しいよ」
テーブルに並べられた様々な料理をメイが取り皿に盛り付けてくれる。守田はデレデレしている。
ふ…とワシは思ったのや。松山は楊らとはかなり深い関係にあるのやないかと。もしワシがあの写メを見ていなければ…
頭に浮かんだ山根の顔を振り払うように勧められた老酒を一気に煽った。
「o!這个人也強。是到底是松山会長的同伴先生(o!ジョ- ゴ- レン イエ チアン。シ- ダオ ディ- シ- ソン シャン ホイ ジャン ダ トン バン シエン ションおお!この人も強いね。さすが松山会長のお連れさんだ)」
酔いがまわりだしていたワシは楊に声をかけたのや。
「楊さん、よろしくお願いいたしますってどう言いますのやろか」
「請多関照(チン ドゥオ グアン ジャオ)です」
「ちんどんあんじゃ…?」
「ゆくり言います。チン ドゥオ グアン ジャオ」
「ちんどおぐあじゃお」
ワシは席を立ち挨拶すると皆さんが拍手してくれたのやから通じたのやろな。エエ気分やった。
メイが甘美に抗う痴態と悶えにワシの一物は怒張していた。薄赤い夜灯に浮かぶ2人の妖艶なる影は、まるで歓喜に揺れ動いている。
「ああ…ああん。河村さん、あなた上手。ても私我慢できないよ。ああ~いれて、いれて」
ワシは帰国するより、このまま上海で暮らしていいような気がしている自分に気づいていたのや。
「うう」
濡れそぼるメイの蜜壺にそろりといきり勃つワシの一物を突き入れた。
「あおう。ああ~ん」
メイの脚はまるで獲物を逃がさん蛸のようにワシの腰に絡む。ああ、ワシはカネという餌に食らいついた魚かも知れんなあ…
「どや、ええのか!?ワシもええ」
溜まった欲質を吐き出したいがように激しく腰を振る。その振りを合わせるようにメイは腰をグラインドする。
「ロ艾呀…快要去了。請很強地扎。ああうう(アイ ヤ- … クアイ ヤオ チュ- ラ。チン ヘン チアン ディ- ジャ-。ああ…いきそう。強く突いて。)」
「ああメイ、ワシもいきそうや!いくでいくで」
吐き出しかけているワシの一物が更に怒涛する。
「中ダメよ。ああん…いくよ」
浮き上がるようなメイの蜜壺から一物を抜き出したワシは、うねるメイの腹に堪り兼ねた精液を吐き出したい。
「メイ、吸ってくれ。ワシのチンボ吸ってくれや」
メイの口にワシは滑る一物をあてがった。食わえるメイは、その意味が判っているのか思い切り吸い込んでくれたのや。
「うお~!堪らんわ!」
獣のようにワシは呻いた。