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第69話

Vol.5
因みに著者である僕はチャイナ・ブルー(China Blue)を好む。 
チャイナ・ブルー(China Blue)とは、リキュールをベースとするカクテルであり、冷たいタイプのロングドリンク(ロングカクテル)に分類される。このカクテルの青は、ブルー・キュラソーによって出している。標準的なレシピ
ライチ・リキュール - 30ml
ブルー・キュラソー - 1tsp
グレープフルーツ・ジュース - 適量氷を入れたグラスに、ブルー・キュラソー以外の材料を注ぎ、ステアする。
グラスにブルー・キュラソーを沈める。
tspとは
1drop(ドロップ)
ごく少量しか用いない場合に使われる単位。1dropは約5分の1ml程度。一滴分。日本語では「1滴」と書く。
1ml(ミリリットル)
1l(リットル)に1000分1を表すm(ミリ)が付いた単位。
1dash(ダッシュ)
約1ml程度の少量用いる際に使われる用語。5、6滴(5、6drop)ほど。日本語では「1振」と書く。
★1tsp(ティースプーン)
バー・スプーン1杯分程。小さじ1杯。約5ml程度。日本語では「茶匙1」または「茶匙1杯」と書く。
1cl(センチリットル)
1l(リットル)に100分1を表すc(センチ)が付いた単位。10mlのこと。日本ではあまり一般的な単位ではなく、clを使うのであれば、mlの単位を使用するのが普通。
1oz(オンス)
約30mlのこと。

ステア(stir)とは、軽くかき混ぜることである。転じて、カクテルを作る手法の一つで、ミキシンググラスに材料を入れ、バー・スプーンでかき混ぜた後、ストレーナーで氷が入らない様にしながらグラスに注ぐことも意味する。シェークでは濁ってしまう場合等に使う。

「アイツことやからバーボンをロックで呑んどると思ってたんやが、優香里、お前松山と寝たんか?」
「ないですよ~。松山さん誰にも優しいもん」
私は時々思う。何故ヤクザをしているんだろうかと。まして西岡みたいな男に付くような男ではない。
「ねえ松山さん、何故ヤクザをしているの」
「ククク、ゲームだ」
ベッドの中で彼は可笑しげに笑っていた。
想像しただけで濡れてきそうだった。
優香里達はいう。
「クククク黄、お前達の国は何処なんだ?」
「ど…どういう意味なんだ…。それよりも俺達の仲間が黙っていないぞ」
「ククク、それで?」
頭鈍いのかな~、キャハハ彼等は。
「何が可笑しいんだ!!いいか、俺達は警察でも関係ない。不小看我們不是ru
(ブ- シャオ カン ウオ メン ブ- シ- ru)」
「慎ちゃん、何て言った訳?」
「俺達を甘くみんるじゃないだとさ。ククク彰子、お前から教えてやるんだな」
本当に何も判っていないんだ。ま~それは、政府にも言えるかもしれないけどね。
「いい彼達、今君達のは圏外になっているでしょ。もし君がリーダーならどう思うかな」
「………、何を言いたい?」
「キャハハ、率直に言ってあげる。裏切り者。判るかな~」
「バ…バカな…」
「いいか黄、今流れたテロップを見てみるんだな」

【北京時事】中国公安省と11省・自治区の警察当局は、各地に広がった子供の人身売買ネットワークの存在を突き止め、関わった301人を摘発するとともに、誘拐され売られるなどした子供92人、女性2人を救出した。同省が28日までに明らかにした。
人身売買の横行を受け、中国当局はブローカーだけでなく、最終的な買い手や子供を売った親の取り締まりも強化する方針。
摘発されたネットワークでは分業制が取られ、雲南省や四川省で誘拐されるなどした子供は、専門の「運び屋」が別の地域に送り届け、転売されていた。容疑者の一人は「男児の買値は3万元(約48万円)以上、女児は1万6000元(約26万円)以上」と供述。出生証明書を作成していた医療関係者4人も摘発された。
中国では貧しい山間部などの子供が、農村部の子供を欲しがる家庭に引き取られるケースが少なくない。警察が救出しても、子供を売った親は名乗り出ない場合があるという。
「黄、それがお前達の祖国の姿だよ」
「………」
残留孤児という差別感情がもたらしたものは、生きゆく為の犯罪しかなかったという。それは世界中に窺えることだと彰子は思うんだ。街がどんなに美しく飾られても、隠しきれないものがあるんだと慎ちゃんは言っていたよ。
確かに犯罪防止対策に街中に防犯カメラが設置されている。
例えばだよ、この東京。
警視庁では、繁華街等の防犯対策の一環として、「街頭防犯カメラシステム」を導入しています。
これは、犯罪が発生するがい然性の極めて高い繁華街等における犯罪の予防と被害の未然防止を図るため、公共空間に防犯カメラを設置し、撮影した映像を常時モニター画面に映し出し、これを録画するものです。
映像データの活用状況 平成25年上半期に、警視庁本部において録画した220件の映像データを警察署長に提供し、うち167件が検挙活動・事案の立件・解決等へ活用されました。
主な活用事例(平成25年上半期)
●強盗致傷事件
●傷害事件
●暴力行為等処罰に関する法律違反事件
●恐喝事件
●公務執行妨害事件
●器物損壊事件
●窃盗事件
●詐欺事件
●覚せい剤取締法違反事件
●自動車運転過失傷害事件など。
■ 街頭防犯カメラ配置イメージ
【問合せ先】
警視庁 生活安全総務課 生活安全対策第四係
TEL 03-3581-4321(警視庁代表)
★第7回 警察が設置する街頭防犯カメラシステムに関する研究会議事要旨が平成23年3月31日(木) 午後1時00分から午後3時00分まで行われた。

2 議事要旨
・街頭防犯カメラシステムの設置後の状況について
・米国視察の結果について
・設置後アンケートの分析結果について
・技術検証の結果について
・最終とりまとめについて
・質疑等
・警察庁長官官房審議官あいさつ

○ この研究は、防犯カメラの効果研究として、他の調査研究と比べても明確に優れたデータを示していると思う。実証実験の結果も直ちに実用可能ということではないが、わが国の防犯カメラの運用において、さらに活かされていくという意味では非常に大きな成果だと思う。

○ 警察活動への寄与という意味では、カメラシステムにより、発報を受けてい集状況等を確認し、被害を未然に防ぐなどの対応ができたなど、迅速な対応という面でも役立っていたと思う。

○ また、発報を受けた事案が事件化して逮捕につながることの方が、成果としては分かりやすいかもしれないが、防犯という観点からは、事件に至る前に警察が出動して抑止できる方がはるかに効果は大きい。

○ 米国視察においては、米国は情報を扱う人のアクセス管理が英国に比べて緩いということであったが、視察先のシンクタンク(Urban Institute)内の司法政策センターの報告書などを調
べたところでは、画像データについて指定された警察官のみが操作、データ管理をするという内規を策定しようという動きが出てきているようである。

○ インターネット上のサービスで、カメラ画像を個人がコストや手間をかけずにいくらでも入
手できる今日の状況下において、この研究会での検討は、画像データ等をどう管理していくべきかということについて、OECD8原則などを出発点に徐々に積み上げて民間設置のカメラに
も通用する普遍的なルール化につなげていくべきではないかという、いままで無かった非常に重要な問題提起ができているのではないか。

○ 民間が設置する防犯カメラだけで、街の防犯体制をきちんと構築していくという公共目的を果たしていくことには限界がある。警察が自治体と一体となって街の防犯を考えていくような協力関係の中で、警察による民間への適切な支援が一層求められると思う。

2
○ 警察設置の防犯カメラと、事業者や個人が設置する防犯カメラが有機的に活用できれば、さらに社会の安全・安心に繋がると思う。しかし、そういう場面では、被撮影者のプライバシー保護がより重要となってくるので、全ての防犯カメラに共通した、民間でもこのような基準での防犯カメラの設置・運用すべきというような基準のようなものを、OECD8 原則などをベースに発信できれば非常にいいと思う。

○ 商店街にとって、警察が設置した防犯カメラは相当犯罪抑止に繋がっていると思う。商店街では、警察との協力体制が出来上がっており、毎月、自治体や警察と一緒に歓楽街の状況を把握しているが、これも防犯カメラが設置された効果の一つであると思う。

○ 人工知能の分野では、本当に役に立つものは、90%が自動処理で、残り10%は人間がやるというバランスを保って設計した場合に本当に威力を発揮できるという有名な経験則がある。
犯罪捜査に関しても、画像処理技術を応用することで、10 倍、あるいは 100 倍効率化でき、重要事件以外の事件にもさらに適用できるようになり、結果的に検挙率がさらに上がり、そのことが一層の犯罪の防止に繋がると考える。

○ この研究会は警察が設置するカメラについて議論することが目標であったが、警察が設置する防犯カメラは全ての防犯カメラのごく一部であって、ほとんどは民間の設置しているものである。画像データを活用する際に個人のプライバシー保護の問題を考えなければならないことは、自治体・民間の設置する防犯カメラにおいても同じであるから、そのことに関する方向性について、この研究会で基本的な部分は出せたことは非常に意味があると思う。
招 待 論 文
附属池田小学校における小学生殺傷事件,神戸の幼児殺人事件,レイプなどの性犯罪,そしてニューヨーク世界貿易センタービルに代表されるテロ事件など,世の中には危険があふれている。これらの犯罪に対する策として,警察の直接管理による歌舞伎町防犯カメラ,自治体,警察支援によるスーパー防犯灯,商店街,スーパーなどにおける防犯カメラなど,さまざまな場所に監視カメラが設置されるようになったのは,周知の事実である。しかし,国内における軽犯罪認知件数は,2003年度に約285万件と戦後最多を記録し,さらに刑法犯検挙率も過去最低水準の2割に落ち込んだ。これは,現状の監視カメラは,映像のモニタリングと記録が主たる目的で,犯罪の未然防止の役割がないためである。犯罪の未然防止を目指すためには,不審者の発見や容疑者や常習犯への警戒が必要不可欠である。また,連れ去りや暴行・強姦,殺人などの凶悪犯罪は,監視カメラが設置されていない場所や人気のない街頭で多発する。このことは,すべての街頭にカメラを設置することは土台不可能な話であり,環境インフラ型の広域監視の限界を示すといっても過言でない。
本稿では,これらの監視カメラの抱える課題を解決する手段として,筆者が推進する歩容認証ならびに携帯監視カメラ技術を紹介する。
犯罪の未然防止を目指すためには,映像モニタリングだけでなく,容疑者や常習犯の特定が必要不可欠である。
ここでは,広域監視に適した,人の歩き方から個人を識別する歩容認証技術を紹介する。
ところで,歩容と言う言葉自体,あまり聞き慣れない言葉である。英語では,歩容(歩様)のことをGAITとよび,馬の駆け方walk,amble,trot,pace,rack,canter,gallopを表す。画像処理の分野においては,人の歩き方の識別のことをGait recognitionという。歩容認証は,個人ごとで体型や歩行パターンが異なることに着目した,個人認証技術である。
広域監視映像では,顔など到底認識できる大きさで人は映し出されない。
そんな小さな人物画像から,どうやって個人を識別することができるのであろうか。
顔ははっきりとしないが,体格や歩き方から,だれが近づいてきたかわかったという経験は,一度はしているかと思う。これは,歩き方にも,人それぞれに違いがあり,その動きの違いをとらえることで個人認証も可能であるということを直感的に示す事例と考えてもらってよい。
歩容認証のポイントが動きの違いの抽出となれば,1枚の映像よりも時系列映像(歩容シルエットボリューム)としての解析が望ましい。筆者らの歩容認証技術では,歩容シルエットボリュームに対して,歩行周期ごとに時間軸方向の離散フーリエ変換を行い,振幅スペクトルを計算することで,この周期的動きを画像特徴として用いている。ただし,高次の周波数領域特徴は,ノイズの影響を受けやすくなることから,次数の低い特徴のみを利用している。
第2図は,3人の被験者の歩容シルエットデータと周波数領域特徴である。周波数領域特徴としては,0次,1次,2次で,白っぽいところほど強く特徴がでていることになる。0次では,見てのとおり,人の空間的特徴の違いが表現されている。具体的に,体格の違いや歩くときの姿勢。
4
1 はじめに
2 歩容認証
第1図 遠赤外線カメラ映像と歩容シルエット像
5特集
1ができるが,すべての登録者に対して,すべての歩行向き映像を用意することは現実不可能である。ここで紹介する技術は,数種類の歩行向き映像からでも,別の歩行向きを推定することで,すべての歩行向き映像に対応することのできる手法である。具体的には,方向変換モデル(VTM : View Transformation Model)と呼ぶ,観察方向の違いによる歩容特徴の変化を表現した標準モデルをあらかじめ用意し,たとえばAさんのある方向の歩行データ(たとえば,斜め右向きと後方から見た映像)が入手できれば,それらの映像と方向変換モデルとから,Aさんの別の向きからの歩行映像を生成し,パターン照合を可能にするものである。
VTMの生成は,あらかじめ多数の被験者をさまざまな向きから観察した歩行映像(筆者らの場合,24方向の映
像)を学習サンプルとし,歩容特徴を抽出してから,特異値分解により,個々の被験者に影響されず,方向変化にのみ依存する成分と,人の向きに独立な個人特徴の成分に分解することで行う。すなわち,個々の登録者に依存しない成分がVTMであり,データベースへの登録は、たかだか数方向の歩行データを計測するだけでよく,すべての登録者のすべての方向の歩容特徴は,方向変換モデルと計測データから計算することで生成できる。この手法の場合,登録人数150名程度なら,パソコンによるソフト処理で秒間30コマ程度の認証ができ,たとえば小学生や教員などを登録することで,小学校などへの来校者の実時間検出などへの応用が期待できる。
この手法の認証精度は,登録時の方向数ならびに方向の組み合わせと関係する。たとえば,正面と後方からの2方向映像を登録データとした場合,認識精度は50%以下と低い。しかし,直交する2方向(斜め45°と斜め後方45°)を用いると,10 %誤報に対して94 %程度の認証率が得られる。また,方向数の増加は精度向上となることは言うまでもない。このことは,監視カメラの設置において,単に視野の確保だけでなく,認証を意識したカメラ構成が広域監視の個人認証において重要であることを意味する。
その違いが,周波数領域特徴では0次に現れる。1次は,左右での腕の振り方の違いなど,歩行時に左右非対称な動きとなる部分が現れる。それに対し,2次は,左右対称な動きで,腕や足の振り幅,肩や頭のリズミカルな上下動や左右への揺れ幅などが現れる。すなわち,このような,歩幅,手足の振り,姿勢など,無意識下で現れる周期的動きが,まさしく個性を表す。歩行の個性が特徴表現できれば,あとはパターン認識の枠組みの中で,個人認証は可能となる。最新の実験では,被験者数143名に対し,登録データと同一向きを歩行する場合で,1対多照合の個人認証を行った場合,認証1位としての照合率が98.2 %,2位以内の累積認証率が98.95 %,3位以内99.4 %という極めて高い結果が得られ,また本人拒否と他人受入のEqualErrorRateの平均も4.4 %という結果が得られている。
なお,処理時間も,登録人数100人と仮定した場合,歩行シーケンス1件あたり歩行3周期分の処理が22 msで処理可能との結果が得られている。
さて,現実の広域監視を想定した場合,そんな簡単な問題ではない。なぜなら,歩行者は監視区域を自由に歩き回るため,カメラに対し歩行者が向かってくる場合や正面を横切る場合など,さまざまな歩行の向きを想定しないといけない。歩容認証の良さが,離れた場所からの個人認証を可能にすることであるのに対し,その難しさは,歩行向きの多様さにある。
通常,静脈や顔などの個人認証では,入力データとデータベースとがほぼ同じ向きから観察した映像を対象としているので,両映像間では,パターン照合により個人認証を行うことができる。しかし,歩容の場合,歩行向きが規定できない。観察し得るすべての方向からの歩行映像をあらかじめデータベースとしてもつことができれば,歩容に対してパターン照合の枠組みを適用すること。
Aさん
Aさん
左右非対称性 腕の振り違い 歩幅の違い 姿勢の違い
Bさん Cさん
Bさん
Cさん
0 1 2 0 1 2 0 1 2
周波数解析
周波数
第2図 周波数領域特徴に見る歩容パターンの違い
3 広域監視のための歩容認証
学習セット(全方向)
VTM
? 1 2 … M
変換セット
方向変換(参照方向  から入力方向 へ)
学習
入力
照合
参照セット(少数方向)
θref
θi
θiθi
θ1
θ2
θK
1 2 … M1 2 …

MT
θref
第3図 広域監視のための歩容認証
安心・安全(画像センシング技術)特集:広域監視のためのコンピュータビジョン最前線
ところで,防犯ブザー,催涙スプレーなどの防犯グッズは,常時携帯を前提している。ユーザーが危険を察知するや否や,ユーザー自ら,防犯ブザーのピンを引くことで,周りに救援を求める。それに対し監視カメラは,環境にカメラを固定し,街を見守る技術である。我々は街を守ることが目的なのであろうか。もちろん答えはノーである。本当に我々が守りたいのは人である。
筆者らの提案する携帯監視は,防犯グッズ感覚でユーザー自らの周囲を見守るという,まったく異なる発想での監視技術である。具体的には,各ユーザーが,監視カメラを装着することで,自らの周辺監視を可能にするという方式である。駅,路地裏,場所を問わず,ユーザーの向かうところ,いつでもどこでも見守り続けることができる。すなわち,従来の監視技術との比較においては,広域から周辺(A m b i e n t)監視へ,固定から携帯(Wearable)へと,監視分野の考え方を展開するものである。
用いる監視カメラは,複眼全方位カメラとよぶ。筆者らが考案した全方位カメラをステレオ化するとともに小型軽量化したもので,ユーザーを中心としたシームレスな観測ができる。通常,死角の存在は,犯罪の発生を意味し,価値が半減する。その点から通常カメラに対し全方位シームレスな監視の優位性がある。
第4図は,これまでに試作した複眼全方位カメラで,いずれも中央に大きな凸面鏡,周辺部に複数の小さな凸面鏡を配し,1台のカメラでそれらに映し出された周囲360°の映像を撮影することができる。小型のものは,1/3型CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ベースで,センサヘッドの重さは,わずか26 gと軽い。女性,子供を想定した場合,軽量は必須条件である。
位置の異なる複数の凸面鏡は,複数のカメラを有するマルチベースラインステレオと等価であり,各鏡面での視差から3次元位置計測が可能となる。もちろん,鏡面の間隔は1センチメートルにも満たないことから,精密な次元計測や遠方の奥行き計測には向かない。
しかし,周辺監視の立場からすれば,7,8メートル以内の状況理解ができればよく,その点では,狭い基線長のシステムにおいても十分に利用できる。たとえば,大まかな奥行き情報でも,映像内の人や車などの物体の発見・切り出しにおいて,頑健な領域分割を可能にする。
また,侵入監視という観点から,ユーザーへの接近を早期に発見する技術として,ある一定距離以内への侵入を実時間監視するのにも役立つ。これらの技術は,人の防犯だけでなく,自転車やロボットなどの小型移動プラットホームにとっての視覚誘導,遠隔操作などにも有用な技術である。
本稿では,歩容認証ならびに携帯監視カメラ技術を紹介した。個人認証技術と言えば,DNA,指紋,静脈,虹彩,さらには顔などの生体情報認証技術が一般的である。しかし,通常,これらの技術は,専用装置の接近が要求され,広域監視のように離れた場所からの利用には適さない。もちろん,30画素程度の小さな人物像のため,他の生体認証技術に比べると認証性能は劣る。しかし,数十メートル離れた場所から認識できることは,広域監視に新しい技術を付加できるもので,安全で安心な街作りに役立つ。特に,長時間の監視映像の中から映像の縛り込みを行う,スクリーニング目的においては,効果的に働くことが期待できる。携帯監視は,従来の固定型監視を否定するものではなく,固定型監視の不得意な部分を補う監監視技術である。したがって,固定と携帯は,監視機能の強化につながる。
広域監視に,携帯監視,固定型監視の高度化という新たな取り組みを加え,さらに固定と携帯との連携による更なる高度化が可能となれば,より安全な地域防犯が可能となり,日本の安全神話復活も夢ではない。
「ククク、つまり黄、こういうことだ」
そう言うと、慎ちゃんは大型テレビ、ほらよくライブ等に行くと大きな液晶モニターがあるじゃない。その画面を切り替えると分割画面に切り替わったんだ。
「お…お前、それは俺達の………」
「ククク、今日は負けておくだと!?いいか黄、チャイナが全てお前達を歓迎している訳じゃない。ククク、早野さんのお出ましだ」
そう言うと、慎ちゃんは元の画面に戻した。レーダーライトが音楽に合わせるように色を変えたりと移動しながらダンスに高じる若者達を煽る。
早野という人が今訪れたことが、室内電話で確認した慎ちゃんは、この部屋のドアを開けた。自動ドアをが開くと5人の若者を連れだった早野が現れたんだ。
「ククク早野さん、用意が優れている」
キャハハ、本当だわ。早野という人以外の若者達は救急隊員の制服を着ているんだもん。キャハ、中々やるもんだね。
「何処かで見た顔だと思えば、黄じゃねえか!!」
「は、早野!!」
「早野じゃねえだろが!!」
1人の若者が黄の顔面を殴りつけた。
「痛…。な…何者なんだ、この男は……」
新たな毒が今混合しようとしている。危険な香りを醸し出しながら。