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第76話

Vol.5
しかし何だな、公安とは暗い商売だな。 
「ま、早かれ遅かれ3個とも見つかるだろうな」
「………」
「出すしかないな…」
そうして我々は静かに黒色アルファード(TOYOTA)を走らせた。
「ところで奴は?」
「Nロイヤルホテルのラウンジに居るそうです」
大野が何やら申し訳なさそうに応えていたのが滑稽でならなかった。
「ひとりなのか?」
「はい。カウンターでひとりグラスを傾けているようですよ。あ、ゴッドファーザーなる酒を飲んでるようですが…」

このカクテルの名前には小説『ゴッドファーザー』とちょっとした共通点がある。著者(マリオ・プーゾ)はイタリア人であり登場人物の多くがイタリア系アメリカ人、そしてこのカクテルにはイタリア産リキュールのアマレットが使用されている。ただしそれ以上の接点はない。
ウイスキー 45ml
アマレット 15ml

1972年に『ゴッドファーザー』が公開されてまもなく生まれたのがこのカクテル。シンプルなレシピだが、アーモンド風味の芳しさと甘さが濃厚なウイスキーの味わいを包む味わい深いカクテル。映画は、アメリカのイタリア人社会を描いているが、そのイタリアを代表するリキュールのひとつがアマレット。イタリアの家族愛につながる温かみをカクテルの中に表している。 ベースのウイスキーをウオツカに変えると「ゴッド・マザー」、ブランデーに変えると「フレンチ・コネクション」になる。