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第39話

Vol.6
そのエキゾーストサウンドと共鳴するように、ミュージックサウンドが湿った空気を撥ね付けた。
「あ、彰子の歌だ。キャハハハ、ごっ機嫌~」

🎵 GET MY WAY!! (Shoko&Sexy Crime)

☆汚れを恐れているばかりじゃ
過激な社会じゃ 泣きを見るばかりさ
時には自分の翼を 黒く染めろよ☆

☆~☆ Repeat

言いなり ゼンマイ巻かれているようじゃ
引きずりこまれるぜ 過去(遠)きあの頃に
嘆きは未来を 儚く閉ざすだけさ

クソダメな街に染まるんじゃない
裏切り色褪せる 憐れみ投げ返せ!!
★GET MY WAY!!
Do not stretch out one's course that I believed!!
GET MY WAY!!
The way is frozen hard only for hesitation!!★

もどかしさ 自分の愛確かめろ
腐った理屈に捻れてバカを見る
安価な接吻(くちづけ)時間は遡れない

何時までも過去(傷)に震えているんじゃない
明日には今日でさえバカげた過去となる
★~★ Repeat

翻訳:自分の信じた道を投げ出すな!!
遠慮ばかりでは道は凍りつく!!

(Words: Wild Chan )

「な、何なんや、あの車の煩(うるさ)さは―――」 「奴の趣味ですよ、主任」
ガボボボーン ボボボ――「彰子、クククもう1つのゲームが始まるぜ」
「キャハハハ」
慎ちゃんは、今からお祭りが始まるようにハシャギながら言った言葉に、彰子はご機嫌に笑ったんだ。
その時だった。
「キャハ、何あの子達?」
バンダナで顔半分を隠したストリート系ファッションの数人の少年達が、非常口ドアから駆け出し、スカイラインを取り囲でいるんだよ。

「何や、このガキ供は」
「主任、どうしますか?」
この大事な時に――― 私は少し苛立ち気に言葉を発した。げっ!? あのガキの手に握っている物は…。缶スプレーじみた物を持つガキ2人、ポケットに手を突っ込んだガキ2人、そして
「チャカやと?」
「しゅ…主任…」
奴の車に目をやると笑ってやがる。まさか…
「ちょっとオッチャン、窓開けてや」
チャカを構えたガキの横にいた1人のガキが窓ガラスをコツコツと2度叩き言った。この状況下では、先ず相手側を刺激しないことであるのや。助手席の私は、平静を装いながら静かに窓を降ろした。
「公安やが、誰かと間違っているのやないか」
「キャキャキャキャ、死ねよ」
「何!?沢田!!」
そのガキの言葉を合図に缶スプレーをフロントガラスに放射する2人。赤、黒…咄嗟に私は運転席の沢田に怒鳴り頭に手を翳し、出来るだけ身体を伏せるように屈めたのや。
「キャキャキャキャ――」
ズカン!!ズカン!!ズカン!!――――。
「アハハハハ」
「えっ?嘘!!」
「ククク、心配するな。ゲームだ」
パーキングに轟く銃弾の炸裂音。
ボボボボ――――。
そして次の曲が鳴り響く。ギターサウンドが煽りたてる前奏から彰子のsweetvoiceが誘うように。

🎵ESCAPE~Do not lose sight of light~

憧れの夢の1秒先
苦しみと希望との背中合わせ
それでも立ち止まらない
Because one's sun shines

満たされる愛は It is not only by the side
切なさと希望とを もがきながら
それでも立ち止まらない Even if night to sleep alone is lacking

都会という教室(まやかし)からのescape
大きな痛みを堪(こら)えながら
☆誰にも見えないように拭いた涙
そこに映った夢は まだ輝いている☆

100人の敵を作るよりも
苦しみと喜びを分かち合える
友達1人が素晴らしい
奇跡を信じ歩けば
A hand to be able to join by all means opens

★欲望という教室(悪徳)からescape
高層ビルから浮かぶ月に ☆~☆ ★

偽りの仮面 いつまで被り続ける
たった一言で生まれる答明日に繋がるのに

★~★Repeat
翻訳:光を見失うな
自分の太陽が輝いているから。
傍にあるだけじゃない
一人で眠る夜が寂しくても
必ず繋ぎ合える手が広がる

(Words: Wild Chan )

「アハハハハ」
車内に投げ込まれた煙り玉がもうもうと煙りを放つ。「ゴホゴホ。沢田生きとるか」
「ええ、ゴホゴホ、何なんですかアイツ等は…。それにあのチャカはオモチャだったとは……」
私等は慌て車外に身を放り出した。生きとる。そして見渡すと、あの小憎たらしいガキ供は蜘蛛の子が散り行くように姿を消していたのや。
グボボボ~ン、ボボボ―――
奴を見咎めると、コルベット何たらの車が動き出していた。
「ゴホッ、松山~!!」
私は憤りを剥き出しに叫んでいたのや。アホにしくさりやがって。車内は煙幕状態、ついでにフロントガラスはラッカーまみれや。
「主任、松山にフダ(逮捕状)をとっては?」
「アホか沢田。何を根拠にフダをとるのや。そやろ、考えてみい。あのガキ供との繋がりをどう証明するのや」
「…………」
堂々と走り出す奴の車の運転席の窓から中指を立てた奴の腕が突き出ていた。2人の戯れた笑い声が聞こえてきそうで私は思わず車輛ドアを蹴っていた。
プルルル、プルルル――――。何や、この忌々しい時に。
「宮島君、遊ばれているようですねぇ」
「まさか、貴方は…」
「出店がしくじるとは。それで貴方達は何を追っているのですか」
「お尋ねの意味が判りませんが。それよりも奴の女はどういう事でしょうか」
「フフフ、恋愛に口は挟む事が出来ませんね」
そう言い残して電話が切れた。私は今初めて感じた。組織という泥沼を。所詮私等は泥沼に架かる橋であるという事を。
「いいか松山!!必ず泣かせてやるからな!!」
「主任…」
今日は敗けても明日が続く事を忘れるんやないで!!

「キャハ、キャハハハ。慎ちゃん最高~」
「ククク彰子、偶然の出来事だ」
けど、本当に笑っていいのかな?キャハハハ、また笑ってしまったよ。あの子供達、幾つなんだろう。中学生かな?いや、もしかして小学高学年かも。
「あのね慎ちゃん、何故か私ね、交通課に配属されちゃった。テへ」
「ククク。で、ミニスカポリスってか?クッ、ククク。夜のミナミ(大阪)に行けば逮捕してくれるぜ」
ミナミ
大阪府大阪市中央区と浪速区にまたがる繁華街の総称。
島之内・道頓堀・難波・千日前といった地域に広がる繁華街の総称で、これらの地域が大阪市の中心業務地区である船場の南側に位置することや、大半がかつて存在した南区の区域にあたることからミナミと呼ばれている。一般的に道頓堀を東西基軸、心斎橋筋(戎橋以南は戎橋筋)を南北基軸として、北は長堀通、南は南海難波駅、西は西横堀川(現在は埋立。阪神高速1号環状線北行き)、東は堺筋までを指すことが多い。 心斎橋は、船場と島之内を結ぶ橋梁名が由来であることからもわかるように、心斎橋筋に沿って船場側にも及ぶ地域名称であり、一概にミナミとは言えない。また、島之内側の心斎橋筋沿い、即ち心斎橋筋商店街は売買双方にとってステイタスエリアであり、ネームバリューの高い心斎橋をわざわざミナミなどと言い換えることも稀である。ただし、現行町丁名の東心斎橋は例外で、狭義では東心斎橋の歓楽街を指してミナミと呼ぶ程である。 繁華街は、長堀通以北の南船場、西横堀川以西の堀江、堺筋以東の黒門市場および堺筋沿いのでんでんタウンとも隣接しており、最も広範に捉えた場合には西区にもまたがることになる。 以前は客引きが
多く、2004年10月時点で客引きが約260人いたが、改正迷惑防止条例が2005年12月1日に施行されてから、数人たらずと一桁台にまで激減した。また2006年2月1日からは、繁華街などに存在する「無料案内所」の派手な看板・写真などを規制する全国初の大阪府条例が施行されるなど、買い物がよりしやすくなった。しかし2011年頃から、不況で風俗店などへの客が減少したことなどもあり、再び違法且つ迷惑な客引きが横行するようになり、多数の苦情が寄せられるようになっている。
イメージ 1近世初期、大坂城下の南端だった道頓堀に芝居小屋ができると、対岸の島之内南部には遊里ができ、この遊里がミナミと呼ばれた。その後、城下各所に点在していた遊里は西船場の新町遊廓に統合された。しかし、以降も島之内南端の宗右衛門町、道頓堀の九郎衛門町と櫓町、その南東の坂町、同じく南西の難波新地などに続々と遊里ができ、これらは総じて「南地五花街」と称された。 船場と道頓堀に挟まれた島之内は、北部は職人町として船場とともに城下の中枢を担ったが、色町となった南部は船場の商いどころに対して粋どころと呼ばれた。心斎橋筋は新町遊廓と道頓堀を結ぶ道路として発展し、小売店が立ち並ぶようになった。 近代以降、刑場や墓地であった千日前にも繁華街が広がり始め、難波駅や湊町駅(現在のJR難波駅)が開業すると一気に拡大した。

「何~それ、慎ちゃんは私が逮捕してるんだよ」

🎵時限爆弾

What are you frightenedby?
自分で仕掛けた時限爆弾
拒絶しながら 時刻(とき)が進みゆく

What do you watch?
忙(せわ)しく奏でる時限爆弾
自分偽り 過去に逃げゆく

チックタック×2
自業自得の罪を重ね
パンクガールが指をおっ立てて笑ってるぜ
チックタック×2
配線切るのを怖れたまま
半端な恋に踊り半ベソ
Try to dispel it once!!
If it is swung around in feelings and cries

What can shiver?
季節が幾度も変わりゆく中
感じないかい?明日は変わりゆく

What are you at a loss in?
どうでもイイコト理窟並べて
リセットばかりの時限爆弾

☆チックタック×2
街はparade Purpletown
street girlが濡れた唇で誘ってるぜ
チックタック×2
激しくぶつかれ!!過去を飲み干し
誰もが王なれるはずだぜ
Try to dispel it once!!
If it is swung around in feelings and cries☆

☆~☆ Repeat
翻訳:何に怯えている?
何を見ている?
1度吹き飛ばしてみろ!!
感情に振り回され、泣いているなら

何に震えている?
何を迷っている?

( Words: Wild Chan )

巻き込む風が気持ちよい。誰が見たって構わない。もし私に何かあれば必ず慎ちゃんが助けにきてくれる。慎ちゃんから渡された彰子専用の携帯電話には、ある仕掛けが組まれているんだ。ううん、決して監視されている訳じゃない。簡単に言えば、呼び出しに対し故意にHLDした時に、又は0番を押した時に追跡モードが発動するんだよ。もし捨てられたら?テへヘ、本来の彰子の携帯電話が追跡される仕組みなんだ。 それに、もし私に連絡取れなくなれば、キャハハハ、どうなるだろうね。
ブボボ―ン。慎ちゃん、いいのかな、こんな年代物の車。それにしても目立つよね。
「ゲッ!?」
中央区南船場3-12-12 心斎橋プラザビル 0120-00-1854
LOUIS VUITTONの店だよ。C3を懐かしげに振り向く人達。サングラス越しに覗く街はどこかゆったりとしている。それは平和の証しかもしれない。けど、それはごく普通の人達に限られたものかもしれない。欲望が蠢く裏側の世界を覗くと、その人達はどうするのだろうね。「キャハハ」きっと夢を見ているのだろうと自分に言い聞かせるに違いないよね。
「よう、ミニスカの彼女」
「えっ、彰子のこと?」
周りを見渡しても彰子のことだよね。
「ククク。お前以外に誰がいるんだ?ところでだ、今日俺はディナーを兼ねて、お前のBirthdayを祝うんだ。今日の服装じゃなククク」
そう言いながら店内に彰子を押し入れたんだ。