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第102話

Vol.10
いつしか私は慎吾の色に染められていた。言い換えれば、正に彼の予告通りになってしまった。下着の趣味も変わっている自分。 
「和代、それが本当の貴女なのよ」
身体を起こそうとするも、まだ私の蜜壺に刺激が残ったままであった。
そっと確かめるように蜜壺に指をあてがう。
「あぁぁっ、いい」
敏感すぎるクリトリスがまだ快感を求めている。
「ああ~ん。すごい…あんっ、気持ちがいい。感じる。そう、そこがいいの慎吾。あぁぁ、またイクゥ…」
愛液が蜜壺を満たしていく。再び私の身体に痙攣が押し寄せてきた。
「あうっ、ひぃ~っ」
何故慎吾に思いを耽ると、こうまで私の身体はこんなに敏感になるのだろう…。淫靡すぎる蜜壺、
「欲しい。あんっ、慎吾、あなたのモノを…はぁはぁ挿れて…あぁぁっ、またイクゥ~」
ガクガクと膝が震えだし、私は再びイッテしまった。
彰子ちゃん、貴女が羨ましい。例え如何なる宿命を浴びていようと、私は検事の前に一人の雌であることを知らされてしまった。
あれほど憎々しい男だったのに…。

その頃、某研究所において、1人の男が甦生していた。

Entertainment Cabaret QUEEN――――。
ショータイムが終り、1人のダンサーが挨拶に訪れた。腰辺りまでの黒髪に妖しげな瞳が笑みを浮かべていた。
「能得到芯片?(チップを戴けます?)」
俺はグラスの札を数枚、見事な腰元のショーツに差し込んだ。
「クク隔了好久。ta別真的能使用(久し振りだな。彼女は本当に使えるな)」
「我的妹妹東西(私の妹ですもの)」
彼女の透き通るような肌から醸し出す香りが男を惑わすのだろうと感じた。
「えっ、松山さんって中国語を話せるんや」
バドガールが憧憬の眼差しで言葉を向けた。
「何故中国語と判るんだ?」
「だって凛さんは中国の人やもん」
成る程、この店では凛と名のっている訳か。クククク、俺にはどうでもいいことだが。「何者なんや?」隣のボックスシートの客が洩らした言葉に俺は冷めたような目に笑みを浮かべて見返した。
「能得到月的河?(月の川を戴けます?)」
情報収集のプロフェッショナル。moon river―――。彼女のcord nameでもある。
「この店ではカクテルが頼めるかい?出来るならmoon riverを頼みたいんだが。君も好きな物を頼めばいい」
「ほんま~。それやったら私も同じものがいい」
バドガールがボーイを手招きし注文をしていた。
クククク、夜は欲望を招くか。クク、クククク。
Moon River
カクテル「ムーンリバー」は、銀座のバー『TENDER』の上田和男さんが、1985年に、お客様から「ティファニーで朝食を」イメージしたカクテルをとオーダーされて即興で作ったものだそうだ。
揺れる水面に月光の筋が写りこんだ様子をムーンリバーという。
グラスに沈めたビー玉を月に見立てる。つまりだ、riverに浮かぶ月をimageしたものである。
うぞ。

レシピ
バーボンウイスキー 40ml
コアントロー 10ml
グレープフルーツジュース10ml

 ※シェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

音楽「ムーンリバー」はオードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌です。
映画の中でオードリー・ヘップバーン演じるホリー・ゴライドリーが、アパートの自室の非常階段に通じる窓辺でギタ-を片手に歌うのがオリジナルのシーン。

ムーンリバー(Moon River)

作曲  ヘンリー・マンシーン
作詞  ジョニー・マーサー

Moon River,wilder than a mile
I'm crossin' you in style someday
Old dream maker,you heart breaker
wherever you're goin' I'm goin'your way

Two drifters,off to see the world
There's such a lot of world to see
We're after the same rainbow's end
waitin' 'round the bend
My Huckleberry freind
Moon River and me

(歌詞「ジャズ・ジャンボコレクション」より)

Moon River - Breakfast at Tiffan
http://m.youtube.com/watch?v=Q7SI7N22k_A&ctp=CAgQpDAYBiITCJKF7obtr74CFcMUWAodHYsA9lIKbW9vbiByaXZlcg%3D%3D&hl=ja&gl=JP&client=mv-google&guid=
『ティファニーで朝食を』(ティファニーでちょうしょくを、原題:Breakfast at Tiffany’s)は、アメリカ合衆国の小説家トルーマン・カポーティによる中編小説。1958年にランダムハウスから出版された。ニューヨークを舞台に、自由奔放に生きる女性主人公を描く。1961年にオードリー・ヘプバーン主演でパラマウント映画によって映画化された。

題名は主人公のいう「ティファニーで朝食を食べるご身分」というたとえで、ニューヨーク五番街にあるティファニーは宝石店であり実際には食堂はない。しかし映画版ではその題名を意識してか、冒頭でオードリー・ヘプバーンがティファニーのショーウィンドウを前に朝食を食べるシーンがある。

☆発表までの経緯
ルイジアナ州ニューオーリンズに生まれたカポーティは1940年代にニューヨークへ上京し、「ザ・ニューヨーカー」の下働きをしつつ作家志望として『ミリアム』など作品投稿を行う。1948年には『遠い声 遠い部屋』でデビューし、翌1949年には短編集を刊行している。『ティファニーで朝食を』は1955年ころから執筆を開始し、身辺事情や掲載予定の女性誌「ハーパース・バザー」から掲載を拒否されるなど紆余曲折を経つつ、1958年に「エスクァイア」に発表された。

☆モデル
自由気ままに自分さえ楽しければよしとする美しい女ホリー・ゴライトリーと彼女を取り巻く男たちを描いた小説である。主人公のホリーは、カポーティの友人で、マンハッタン社交界の常連だったキャロル・マッソー(通称キャロル・グレイス)だと言われている。キャロルは生まれは貧しいが、幼いときに母親が大手家電メーカーBendixの社長と結婚したことで富裕層の仲間入りをした女性で、作家のウィリアム・サローヤン、その後俳優のウォルター・マッソーと結婚した。
この節の加筆が望まれています。

☆主な日本語訳
日本では、2008年2月に村上春樹による新訳が新潮社より出版されて話題となった。

『ティファニーで朝食を』 龍口直太郎訳、新潮社 1960年、改版:1968年

『ティファニーで朝食を』 村上春樹訳 新潮社 2008年

☆映画化
ティファニーで朝食を
Breakfast at Tiffany's
監督 ブレイク・エドワーズ 

脚本 ジョージ・アクセルロッド

原作 トルーマン・カポーティ

製作 マーティン・ジュロー
リチャード・シェファード

出演者 オードリー・ヘップバーン
ジョージ・ペパード
パトリシア・ニール

音楽 ヘンリー・マンシーニ

撮影 フランツ・プラナー
フィリップ・H・ラスロップ

編集 ハワード・スミス

配給 パラマウント映画

公開 1961年10月5日
1961年11月8日

上映時間 115分

製作国 アメリカ合衆国

言語 英語

製作費 $2,500,000 (概算)

興行収入 $8,000,000
$14,000,000

監督はブレイク・エドワーズ、主演はオードリー・ヘプバーン、共演はジョージ・ペパード。ティファニーに資本主義の繁栄を象徴させて自由の貴重さを描いてみせるトルーマン・カポーティの原作とは異なり、映画は主人公と語り手の作家との恋を中心に描いている。

カポーティは、マリリン・モンローを主役にすえることを条件に、映画化を了承した。ところが、出演オファーを受けたモンローは、娼婦役を演じることが女優としてのキャリアにマイナスになると考え、出演を断った。セックスシンボルと呼ばれることに強い抵抗を感じていたモンローは、これ以上、イメージが固定化することを嫌ったとされる。こうして、モンローとはまったく個性の異なるヘプバーンが主演を務めることになった。モンローのイメージに合わせて書かれていた脚本は、急きょヘプバーンの魅力が生かされるように書き直された。カポーティはヘプバーンが映画に主演すると聞いて、少なからず不快感を表したと伝えられる。

ジョニー・マーサー作詞・ヘンリー・マンシーニ作曲で劇中にヘプバーン自身が歌った挿入歌『ムーン・リバー』
監督 ブレイク・エドワーズ 

脚本 ジョージ・アクセルロッド

原作 トルーマン・カポーティ

製作 マーティン・ジュロー
リチャード・シェファード

出演者 オードリー・ヘップバーン
ジョージ・ペパード
パトリシア・ニール

音楽 ヘンリー・マンシーニ

撮影 フランツ・プラナー
フィリップ・H・ラスロップ

編集 ハワード・スミス

配給 パラマウント映画

公開 1961年10月5日
1961年11月8日

上映時間 115分

製作国 アメリカ合衆国

言語 英語

製作費 $2,500,000 (概算)

興行収入 $8,000,000
$14,000,000

監督はブレイク・エドワーズ、主演はオードリー・ヘプバーン、共演はジョージ・ペパード。ティファニーに資本主義の繁栄を象徴させて自由の貴重さを描いてみせるトルーマン・カポーティの原作とは異なり、映画は主人公と語り手の作家との恋を中心に描いている。

カポーティは、マリリン・モンローを主役にすえることを条件に、映画化を了承した。ところが、出演オファーを受けたモンローは、娼婦役を演じることが女優としてのキャリアにマイナスになると考え、出演を断った。セックスシンボルと呼ばれることに強い抵抗を感じていたモンローは、これ以上、イメージが固定化することを嫌ったとされる。こうして、モンローとはまったく個性の異なるヘプバーンが主演を務めることになった。モンローのイメージに合わせて書かれていた脚本は、急きょヘプバーンの魅力が生かされるように書き直された。カポーティはヘプバーンが映画に主演すると聞いて、少なからず不快感を表したと伝えられる。

ジョニー・マーサー作詞・ヘンリー・マンシーニ作曲で劇中にヘプバーン自身が歌った挿入歌『ムーン・リバー』
があまりにも有名であるが、原作中の歌とは異なる。映画完成後のパラマウント映画関係者向披露試写会で、就任したばかりのパラマウント映画の新社長は、歌のシーンはカットした方がよいと言い放ったと言うが、オードリーは立ち上がり「絶対にカットはさせません」と言って残されたシーンだったという事を、相手役のジョージ・ペパードが、1993年に発売されたドキュメンタリービデオ「想い出のオードリー・ヘップバーン」中のインタビュー映像で語っている。

冒頭に、早朝のティファニー本店前でヘプバーンがショーウィンドウを眺めながら朝食であるドーナツを食べたりコーヒーを飲む場面がある。
凛さんの胸にキラリと輝くネックレスが気になっていたんやけど、 
「もしかして、凛さんは松山さんの彼女なんですか~」
「確かアユちゃんだったかな、クク。さぁ、どうだろうかククク」
何だか気になって仕方がないねん。会話の内容は判らへんけど、以前からの顔見知りという感じを受け止めてん。
「そろそろ時間ですが如何なさいますか」
チーフが膝を降り伺いをたててん。
「閉店まで付き合わせて貰おうか。処で何だがオーナーを寄越してくれないか」 もしかしてヤクザ…。怪訝な顔でチーフが席を離れた。この店は確か……、厭やなぁ。
「クク、どうしたのかなアユちゃん?」
「あのう、もしかして松山さんって…」
「君が思っている通りだ。しかし、ククク、何も心配しなくていい」
やっぱり。何か危なそうな気がしていたんやけど…
その時、カクテルmoon riverが運ばれてきた。
「流石にいいバーテンを使っている。チップをあげておいてくれないか」
「はい。請けたわりました」さて、ぼちぼちcandyが来るだろう。クククク、あの人はクククク、おもちゃの兵隊になるしかないか。
グラスを重ねた時、凛さんがまた何かを話しかけていた。
「比那个追松山先生,貴方人的男人都在(それよりも松山さん、貴方を追っている男がいるわ)」
「クク。明白。是恐怕村田這个刑警。因此想玩,不過。比那个都中国的活動(判っている。恐らく村田という刑事だろうな。だから遊んでやろうと思っているんだが。それよりも中国の動きは)」
「直截了当,出謀劃策着冲縄的独立(ずばり、沖縄の独立を画策しています)」
その時オーナーが訪れた。「はじめまして。村澤勇気です。処で御用件は」
女性オーナーである村澤が名刺を差し出した。
「光栄だな。美しい女性がオーナーだとは。で、クククク連絡は入れたようだな。危ない視線を感じるがクククク」
危なげな男達数人が俺を見つめていた。
「すみません、お兄さんは村田さんですか?」
時間が何故か虚しく流れていく中で、自分は一人の女に呼び止められた。
「……何故」
怪訝そうな視線で自分はその女を見つめた。何故…何故なんだ?自分を知っている者がこのミナミに居るなど考えられない。いや実際に自分はこのミナミで飲んだこともない。
「…………」
言葉を失せたように自分はその女の言葉を詮索するように、脳裏に浮かぶパズルを組み立てるように只その女を見据えていた。
「やっぱり村田さんですよね」
「あのう…何故自分のことを…」
「ウフフ。やっぱり村田さんね。ある人を探しているんでしょ」
心臓が高鳴る中で自分は何故か防衛本能が働いた。もしかして…身構えかけた自分の心臓を抉るような女の言葉に危険な香りを感じていた。
「お探しの方は、松山さんでは?」
「な…何故奴を追っていることを…」
ドクドク―――。圧迫されそうに心臓が高鳴りだした。周りに視線を投げた。ドクドク―――。
自分は上着ポケットから携帯電話を取りだそうとした時、その女の手が自分の手を押し付けた。
「うわっ!!お前は…」
その女の手から甘い香りが鼻孔を刺激する以上の危険な香りが自分の脳裏を麻痺させた。
ウオーンウオーン―――。バイクに跨がり黒のフルフェイスに黒のライダースーツに身を包んだ人物がゆっくり拳銃を真似た指先が自分に向けられていた。
口の中が異常な程に渇いている自分の脳裏に、あの日の出来事が浮かび上がった。
「お…お前は、あの時の……」
間違いない。それなら長岡先輩が言っている人物も………。
顔の表情が見えないその顔が静かに右に動いた。 「さあ村田さん、案内しますから行きましょうかウフフ」
その女に腕を絡まれたように組まれた自分は、脱力した身体を泳がせるように歩を進めていた。
背中に危険な視線が刺さっていた。