第60話

🍷
1,251
2021/12/12 04:24





あなたside




道で一人、スマホをひらく。









連絡先の中、私が探しているのは









『グク』









のたった2文字。









電話をかける手が、緊張で震える。




(なまえ)
あなた
今は頑張らきゃ......




私は発信ボタンを押した。














prrrrrr...




(なまえ)
あなた
💭 お願い、出て...










.
ジョングク
ジョングク
📞 も、もしもし...
(なまえ)
あなた
📞 急に電話して、ごめん
ジョングク
ジョングク
📞 ううん、大丈夫だよ
ジョングク
ジョングク
📞 こちらこそごめん
(なまえ)
あなた
📞 それでね、
  話したいことがあって......
ジョングク
ジョングク
📞 うん
ジョングク
ジョングク
📞 それならさ、俺の家来ない?
(なまえ)
あなた
📞えっ?だ、大丈夫?
ジョングク
ジョングク
📞 電話より、
 直接の方がいいと思うから...
(なまえ)
あなた
📞 ありがとう... //
ジョングク
ジョングク
📞 今、迎えに行くね
(なまえ)
あなた
📞 じゃあ、駅で










私はすぐに家を出た。









グクの家に行くこと自体初めてで、









とても緊張する。









でもそれより、









“ グクに会いたい ” 。









その思いの方が強かった。














ジョングク
ジョングク
ソアッ
(なまえ)
あなた
グクッ










グクの優しさに包まれた。









温かくて心地よい。









(なまえ)
あなた
ずっと...話したかった
ジョングク
ジョングク
俺もだよ
ジョングク
ジョングク
ずっと 会いたかった  。
(なまえ)
あなた
うん...
(なまえ)
あなた
💭 本当はいつも会ってるんだけどね...
.

ジョングク
ジョングク
家、行こうか
(なまえ)
あなた
うん















@家

ジョングク
ジョングク
俺、一人暮らしなんだよね
(なまえ)
あなた
そうなんだ...大変、だよね
(なまえ)
あなた
気持ちすごくわかるよ...










二人でソファに座る。









(なまえ)
あなた
💭 今、伝えなきゃ.....










ふぅ...と一息ついて、私は口を開いた。









(なまえ)
あなた
あのね.....















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