休み時間になると、
サラとテヒョンが近付いてきた。
いつものように、二人は私を慰めてくれる。
私は、週に4回はバイトに行っている。
バイトの場所は『BAR』。
本当は高3で働くところじゃないけど、
ある事情でしかたなくやっている。
BARで働いているのを知っているのは、
サラとテヒョンだけ。
学校にバレたら即退学だからね......
だからバレないように、
学校では伊達メガネをして、
陰キャを装っている。
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キーンコーンカーンコーン
まあそんなこんなで学校終わりました((雑
一人で帰ろうとした時、
ジョングクくんが
クラスの女子に囲まれているのが見えた。
「一緒に帰ろー💕」
「おねがーい💕」
「えー私もいーい?💕」
それを横目で見ながら
私は教室を出た。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。