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ガチャン っ
僕が勢い良く開けて 、 真っ先に見えたのは
鎖骨が見えるぐらいまで 、乱れた服に
ぶるぶる震えてるあなた
… そしてもう1つ
そう言ったあなたの手には 、 血に染った赤いナイフ
人が何十人か殺されて倒れた後
そして 、 その死人の血が吹いて赤くなった壁
正直 、 何て声をかけたらいいのか分からなかった
あんなに 、か弱かったあなたが人を殺したのも意味が分からないし
頭が真っ白になるし …
あなたが 、 僕の上に被さった
そして
それと 、同時に銃音がなった
バン ッ
あなたが 、僕の目の前でバランスを崩す
駄目だ … まだ 、 死んだら駄目だ っ
そして 、 クローゼットの方を見ると
クローゼットの影から 、出てきたのは
僕が仲良くしてた 、誘拐グループのリーダーだった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。