前の話
一覧へ
次の話

第15話

14話
1,249
2022/10/31 06:45
あなた
ただいま〜っと
あなたは靴を脱ぎながらダルそうな声でそう言う。
エマ
あ!お帰りあなたのニックネーム姉‼︎
あなた
ん〜
マイキー
あなたのニックネーム姉〜‼︎‼︎
あなたが靴を脱ぐために玄関に座ると

マイキーが背中に飛びついてきた。
あなた
わっ⁉︎
マイキー
おかえり〜あなたのニックネーム姉!
あなた
ただいまマイキー
後で構ってあげるからほっぺスリスリすんのやめて
マイキー
ヤダ
あなた
お土産にたい焼きあるんだけどなぁ〜
お姉ちゃんの言う事聞けない悪い子にはなしかなぁ?
マイキー
姉ちゃん悪い子って誰の事?
キランという効果音でも聞こえてきそうなドヤ顔で

マイキーはあなたを見つめる。

勿論、抱きつくのも頬を擦るのも止めている。
あなた
変わり身早いねぇ
はい、晩ご飯食べた後にしなよ
そう言ってあなたは台所まで行き

万次郎にたい焼きを渡す。
マイキー
わぁ〜い‼︎ありがとうあなたのニックネーム姉‼︎
あなた
はいはい
エマにもデザートあるからね
エマ
ホント⁉︎あなたのニックネーム姉大好き‼︎
あなた
私もだよ〜
マイキー
エマずりぃ!あなたのニックネーム姉‼︎俺は俺は⁉︎
あなた
勿論マイキーも好きだよ
マイキー
俺もあなたのニックネーム姉好き〜‼︎
そう言って再び抱きついてきた万次郎を

優しく受け止め頭を撫でる。
あなた
あれ、そういえば爺ちゃんは?
マイキー
爺ちゃんなら今日から近所のジジババと温泉旅館だってさ
あなた
へ〜
あなた
まぁ爺ちゃんが楽しくやってるなら何でも良いや
あなた
それよりご飯食べよ!
冷めちゃうしね
エマ
うん!
マイキー
お〜
マイキー
あ、そうだあなたのニックネーム姉
明日いつもん所で話し合いあるから
あなた
了解〜
その後、食事を済まし風呂に入ったあなたは

万次郎とエマが寝た事を確認した後

2本の瓶のコーラを片手にある場所に向かう。

そして、その場所に飾られている写真を見て

静かに口角を上げた。
あなた
よぉ真一郎
あなた
お前の好きなコーラ、持ってきたぞ
コーラを2本共プシュッと開けると1つは写真の横に

もう1つは自身の手に持ち一口飲む。
あなた
フッ…お前が女の子らしくしろって口酸っぱく言ってたから皆の前では仕方なく女の子っぽくしてんだぜ?
あなた
お陰で安心して雲の上で寝てるだろ?
感謝しろよな
あなた
あ、そうそう
今日が頭下げたらしいぞ
あなた
不思議だよな
まぁがいたからだろうけど
あなた
…後、イザナの事は任せろ
私の大事な兄弟だからな
あなた
見捨てたりしねぇよ?例え血が繋がっていなくても家族は私の宝だからな
あなた
………
あなた
だからさ、真一郎の前でくらい、弱音吐いても良いよな……
そう言うあなたの瞳からは一粒の涙が流れた。

プリ小説オーディオドラマ