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2020/03/12

第3話

キズの手当
屋敷の中へ案内あんないされた2人はしのぶのキズを治療するため 、ある部屋へ案内された 。
俺はその場にしのぶを下ろしてやる 。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
やっと一息ひといきつけますね〜
冨岡義勇
冨岡義勇
そうだな
少女はたなあさり 、薬や包帯ほうたいが沢山入った薬箱くすりばこを取り出し しのぶののキズを見せるように促す 。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
私 、特別な薬を持っているんです 。よければ背中にって頂けないでしょうか?
冨岡義勇
冨岡義勇
 ……!
知っていたら苦しめることもなかっただろうに 。
そんなことを思い怪訝けげん表情ひょうじょうを浮かべていると 、
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
私が好き好んで冨岡とみおかさんに背中を見せると思いますか?メリットがあるとはとても思えないです …… 。
まだ何も言っていないのにしのぶは嫌味いやみったらしく言い放つ 。そして 、俺の足を軽くつつく 。向こうに行けとでも言いたげに 。
冨岡義勇
冨岡義勇
ここにいてはダメなのか?
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
今からこちらのお嬢さんに治療をして貰うんです 。1部とはいえ私の裸体らたい冨岡とみおかさんにさらしたくはないです 。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
いいですからあっち行ってください 。
しっしと邪険にあしらわれる 。
少しだけムッとしたが 、彼女の言いたいことはよくわかる 。
冨岡義勇
冨岡義勇
わかった 、何かあったら俺を呼べ 。
そうげ 、俺は部屋を後にした ーー 。
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胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
お嬢さんありがとうございます 。だいぶ痛みがおさまりましたよ 。
しのぶの身体には丁寧ていねいに包帯が巻かれている 。
少女
とても素晴すばらしいお薬ですね 。
少女はそう言い 、こちらに薬を手渡す 。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
そうでしょう?痛み止め …… と言えばいいでしょうか 。どんな深い傷でもすぐにくんですよ♪
少女
まぁ 、鬼狩り様にピッタリなお薬ですね!薬学やくがく特化とっかしている方もいらっしゃるとは流石です!
自分で調合ちょうごうした薬をめられ 、少し嬉しそうに微笑む 。
だが同時に 、自分の薬を自分のために使ってしまったと不甲斐ふがいなさを感じ小さくため息をつく 。

少女にはそれが聞こえていたんだろう 。
少女
外の空気でも吸ってきてはいかがでしょうか?こんなの光もあまり当たらない場所では気分も落ち込むことでしょう 。
気を使うかのように優しい口調で微笑む 。その優しい顔はどこか姉さんによく似ていて …… 。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
そうですね 。縁側はどこでしょうか?
泣いてしまいそうで目をそむけてしまった 。彼女の顔を見ているだけであの日を思い出してしまいそう 。
少女
あちらのふすまを開けまして 、左に歩いていくと角が見えます 。そちらをまっすぐ歩いてもらえれば 。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ありがとうございます …… 
フラフラと立ち上がり 、少女に感謝を述べながら私はその場を後にした 。