俺のやりたかった型抜きを一緒にやり、会場の近くにある神社の石段に座り柊祭の名物である打ち上げ花火をさっき買った食べ物などを食べながら眺めていた。
梨鼓翔…。俺たちはたからみたらもうカップルどうぜんだよな〜?「確かに。そう見えるのかもね〜。でも私たち幼馴染みでしょ?そうみえてもしかたないのかもしれないね?あまり本気で喧嘩とかもしたことないしね。」
(俺は“幼馴染み”言葉に少しショックを感じた。)そうなのか?
「…でもそれは今日までだね!波哉斗…。私
〈そこからは言わせないよ!梨鼓翔…。お前の気持ちがどうかは知らないが俺は梨鼓翔のことが好きだ…。俺と付き合ってくれ‼︎
だめか?〉」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。