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はあ……と肩を落としながらココアに口をつける。
ジンとは家が隣ということで、お互い気にすることも無く家を行き来している。
好きなのにな……ナルシストだもんなジン……
横目で鏡を覗きこんでいるジンを見る。
目が合うとつい焦って
こうやっていつも好きな気持ちを隠してきた。
立ち上がるとあなたちゃんコケそうになります。
この体制は……あなたちゃんをジンさん支えてます。
あのよくあるやつです。(語彙力)
でもしばらくしても何も動かないもんだからあなたちゃん激焦る。
だって好きな人に見つめられてるんだもん。
またそれか……
……んお?
フッと笑ったかと思えば、思いっきり引き寄せられて胸の中へ。
さすが防弾のロミオ。
これはOKするしかねぇ!!!(大声)
美男美女カップルってやつですね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。