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第1話

ギルド訪問
635
2020/06/21 06:55
タケル
冒険したいな。ギルドに行ってみるか。
タケルはギルドを訪れた。
フロスト
いらっしゃい。ギルド登録かい?
タケル
ああ。冒険がしたい。
フロスト
じゃあ、登録の前に能力を測らせてくれ。
タケル
良いけど。
フロスト
ふむ。戦闘回数7、攻撃10、守備8、魔法0、能力タイプ適性外。
残念ながら、登録は無理なようだ。最低ランクのモンスターも倒せないだろう。別の良い仕事を紹介してやるよ。
タケル
別の仕事?
フロスト
冒険じゃないが、損はさせないよ。これを持っていきな。紹介状だ。
タケルは紹介状を受け取った。
フロスト
場所はここから北に行った青い屋敷だ。
タケル
ありがとう。
フロスト
頑張りなよ。
タケルはギルドから出て屋敷へ向かった。
フロスト
あの青年。いつか必ず強くなるね。
タケル
ここかな?
ガーリマン
我が屋敷に何か用かな?
タケル
ギルドマスターに紹介されてきたんです。
タケルは紹介状を渡した。
ガーリマン
なるほど。登録出来なかったのか。ここは三番目の登録地だからな。一番目は海を渡らないと行けない。
それなら、ここで働くが良い。報酬は弾ませてもらう。その金で必要なものを買えば良い。
タケル
ありがとうございます。
ガーリマン
城の手伝いだが、召し使いがいるにはいるが、やらせたくないこともあるんでな。
タケル
やらせたくないこと?それはなんですか?
ガーリマン
剣の手入れだ。少し冒険していたお主なら問題ない。
タケル
それは確かに無理そうですね。
ガーリマン
お願い出来るか?
タケル
任せてください。
剣は10本以上あったが、何とか終わらせた。
ガーリマン
おお。早いな。次はこれを買ってきてくれ。
タケル
緑こしょう?かなりレアな道具ですね。
ガーリマン
そうなんだ。売っている店は限られる。これが金じゃ。
タケル
行ってきます。
店を探すのに時間が掛かったが、何とか買うことが出来た。
タケル
ただいま帰りました。
ガーリマン
おお、ご苦労。ちゃんと買えたようだな。ひとまず、報酬を払おう。
タケルはガーリマンから400ゴールドもらった。
タケル
ありがとうございます。
ガーリマン
今のところはないから、休んでいると良い。
タケル
はい。
この仕事も良いかもしれない。
ガーリマン
次は鍛冶屋に預けた盾を取りに行ってもらえるか?
タケル
分かりました。
城を出て、鍛冶屋へ向かう。
タケル
鍛冶屋ってどこだっけ?
町の人
鍛冶屋かい?ここを北に行ったところにあるよ。案内しようか?
タケル
大丈夫です。
北に向かうと看板が出ていた。
タケル
ここか。
店主
店主
いらっしゃい。なにか用かい?
タケル
預けている盾を取りに行くように頼まれまして。
店主
店主
ああ、ガーリマンさんのところの。今、持ってくるから待ってて。
タケル
はい。
10分して、戻ってくる。
店主
店主
お待たせ。君、タケル君だね。ガーリマンさんのところで働いているんだって?
タケル
はい、冒険ができなくなったもので。
店主
店主
ここで冒険するには、もっと力をつけないとな。ほら、これだよ。
店主から盾を受け取る。ピカピカに輝いている。
タケル
すごい。
店主
店主
はやく、ガーリマンさんのところに持って行ってあげな。
タケル
ありがとうございます。
タケルはガーリマンのところに戻る。
タケル
戻りました。
ガーリマン
おお、戻ったか。今、話していたところじゃ。この剣はわが城に古くから伝わる名剣だ。そして、君が持っている盾はこの剣と対になるものだ。店で売っているものじゃない。
この剣と盾を君に授ける。冒険に役立ててくれ。
タケルはガーリマンの剣と盾を受け取った。
ガーリマン
早速、装備するといい。持ってても仕方ないからな。
タケルは装備した。攻撃が10から39、守備が8から37に上がった。
ガーリマン
これならここでも冒険できるだろう。いったん、ギルドへ行ってみたらどうだ?
タケル
分かりました。

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