第10話

西のレストタウンへ
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2020/09/06 08:55
まりえ
とりあえず、休みたいわね。
タケル
魔力がなくなったからな。このままじゃ戦えない。
しんじ
ここから西に行ったところに、レストタウンと呼ばれる町があるようです。
まりえ
そこは休めるの?
しんじ
休むための街みたいだな。宿屋以外はないみたいだ。
ナリータ
宿屋がいくつあっても、仕方ないんじゃ。
タケル
俺たちだけじゃないということだろう。とりあえず、行ってみよう。
タケルたちはレストタウンへ向かった。
まもる
これで休めるな。
しばらく行くと、看板があった。
【レストタウン 無料】

お一人、何泊でもご利用できます。
まりえ
いいところね。
ナリータ
早く休みたい。
タケルたちは宿屋へ泊ったが、異変が起きる。
町の人
キャー!
タケル
なんだ?
まりえ
誰かの悲鳴ね。
謎の女性
謎の女性
ふふふ。よみがえったわよ。魔王神官として。あの小僧たちを殺さないと。
まもる
やばいんじゃないのか?
タケル
行ってみよう。
まりえ
もう少し寝たいけど、仕方ないわね。
タケルたちは、宿屋の外に出る。
謎の女性
謎の女性
ほほほ。ここにいたのね。坊やたち。こんどこそ、坊やたちをあの世へ送ってあげる。
タケル
生きてたのかって、悪魔神官になったのか?
謎の女性
謎の女性
そうよ。あの時とは比にならないほど強くなったの。勝負しなさい。
タケル
仕方ないな。
謎の女性
謎の女性
命知らずね。そこが気に入らないわ。いいでしょう。かかってきなさい。
悪魔神官が現れた。
悪魔神官は灼熱の炎を吐いた。タケルたちに110ダメージ。
タケルたちはなすすべなく敗れた。
謎の女性
謎の女性
ざまあみなさい。坊やたちに勝ったわ!
不思議な声が聞こえる。
『タケル、死んではなりません。生きるのです。神官を倒しなさい。そうすれば、新たな道が開けるでしょう』

なんと、タケルたちがよみがえった。
謎の女性
謎の女性
馬鹿な、何で?
タケルたちを光が包む。タケルたちの攻撃力が倍になった。
タケルたちの守備が倍になった。タケルたちはしばらく魔法を唱え放題になった。
タケル
いくぞ、みんな!
まもる
おう、やってやろう。
まりえ
行くわよ!
タケルたちの総攻撃が始まる。タケルたちは神官に4500ダメージ与えた。
悪魔神官を倒した。
謎の女性
謎の女性
くっ。またしてもやられるなんて。魔王様、お許しを。
悪魔神官が消え、女性の姿に。
シスター
助けていただいてありがとうございます。おかげでこの町に教会を復活させることができます。
あなたたちに聖なる力を与えましょう。
シスターは目を閉じて瞑想を始める。何もないところに教会が現れる。
シスター
この町の宿屋は実は下が武器屋などになっているんです。一度、顔を出してあげてください。
町の人
その必要はない。勇者さんたちに特別に欲しいものをあげよう。
武器屋・防具屋の主人がタケルたちに装備を与える。タケルたちは最強装備になった。
町の人
この町の北から次の場所に行けるよ。頑張ってな。
タケルたちは次の場所へ向かった。

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