第4話

試練の壁
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2020/07/08 05:11
フロスト
タケルさんにはこれから試練の壁という場所に行ってもらいます。そこであるものを手に入れてきてほしいんです。
ガーリマン
わしの家に手伝いに来たのに、もうお別れか。いつでも来ていいぞ。
タケル
ありがとうございます。
フロスト
試練の壁はここから北へ300メートル行った山の手前にあります。必ず、乗り越えてきてください。
タケル
わかりました。
ガーリマン
頑張るのだぞ。
タケルは試練の壁に向かって歩き出した。
タケル
ここが試練の壁か。
かなり、高くそびえ立っている。
ざっと見て、20メートルはある。
タケル
ここを超えるのか。
モンスター
お前は冒険者だな。ここから先は通さんぞ。
モンスターの群れが現れた。
タケル
(余裕だな。壁にぶっ飛ばしてやる)
かかって来いよ。雑魚が
タケルは飛び掛かってくる魔物たちを払おうとするが、逆に壁に飛ばされてぶつかる。
タケル
痛。一筋縄じゃ無理か。
タケルは武器を前に構えて、魔物たちを待ち構える。
そして、近くまで来たところで腕を伸ばす。
魔物は武器に刺さり、崩れていく。
魔物
がは。甘く見てたみたいだ。ぐふっ。
魔物は動かなくなった。ズドンと音がして、壁が消える。
タケルは無事に壁を乗り越えた。
タケル
さてと、帰るか。まだ、痛いわ
フロスト
壁を乗り越えてきたんですね。けがだらけですね。治療しましょう。
ガーリマン
大丈夫か?すごいケガだな。
タケル
魔物にやられて。
ガーリマン
あそこらへんはうじゃうじゃいるからな。気を付けないと。
フロスト
これでいいでしょう。タケル、あなたは試練を乗り越えました。この町から出る許可を出しましょう。
タケルは認定証を受け取った。
フロスト
それがあれば、別の町も自由に出入りできます。
タケル
ありがとうございます。
ガーリマン
おぬしの旅の成功を祈ってるぞ。頑張るのだぞ。
フロスト
何かあったら、戻ってきてください。
タケルは次の町に向かった。

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