第2話

町の盾になる。
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2020/06/25 01:37
フロスト
いらっしゃい。あら、さっきの人じゃない。また、探しに来たの?って、それは。
タケル
ガーリマンさんからもらったんだ。これなら冒険出来るだろう。
フロスト
確かに、そうね。でも、外に出る許可はできないわ。この依頼を受けてもらえるかしら?
一枚の紙を渡される。
タケル
町に入り込んだ魔物を倒す?こんなんでいいのか?
フロスト
受けてもらえますか?
タケル
そりゃ、大歓迎だけど。
フロスト
では、ここにサインを。
書類にサインをする。
フロスト
頼みましたよ。
その時、入り口から「魔物だー」という声が聞こえた。
タケル
早速か。
タケルは入り口へ急いだ。
タケル
この魔物は……
明らかにF級モンスターじゃない。これはD級モンスターだ。
フロスト
ガーリマンさんからもらった武器があれば大丈夫よ。
タケル
そうだった。
モンスターと対峙する。
モンスター
ガーッ!
モンスターが飛びかかってくる。盾を構える。すると盾から風が出てモンスターの動きを止める。
タケル
てやっ!
剣でモンスターを斬る。モンスターはあっさりと倒れた。タケルは3経験値と40ゴールド手に入れた。
タケル
すごいな。でも、このモンスターでこの経験値とゴールドは少ないんじゃないか?
フロスト
ギルドですと、冒険者のレベルに合わせて変化します。ご説明します。
モンスターがF級の場合 モンスターレベル=獲得報酬かつ冒険者レベル
モンスターがE級の場合 モンスターレベル>獲得報酬>冒険者レベル
モンスターがD級の場合 モンスターレベル>獲得報酬>>冒険者レベル
モンスターがC級以上の場合 モンスターレベル=獲得報酬>>>冒険者レベル

フロスト
このように、冒険者がモンスターよりレベルが低い場合、この場合D級でもE級と同じ報酬になってしまうんです。
タケル
自分のレベルを上げないといけないのか。
フロスト
はい。経験値の場合はモンスターレベルに関係なく3分の1になってしまいます。あなたはあと2回依頼をクリアすれば制限が解除されます。
タケル
なるほどな。
フロスト
ですが、まだ外に出るのは許可できません。次の依頼まで、おまちくださ――
町の人
大変だー。魔物の襲撃だー。
フロスト
早速出番ですよ。
タケル
行ってくる。
タケルが出口へ向かうと、魔物の集団があった。
タケル
こいつはすごいな。
モンスター
なんだ、小僧。そこをどけ。お前に用はない。
タケル
俺が用がある。お前らを倒す。
モンスター
聞いたか? 俺たちを倒す? 笑わせんな! ぶっ潰してやる!
タケル
かかってこい!
タケルはものの10分で首領以外を全滅させる。
モンスター
な、なんだ貴様は。まさか、こんな簡単に。
タケル
どうする? やるのか? 答えは聞かない。
タケルは剣を一振りし、首領を斬ってしまう。
モンスター
ぬぐぅ。相手を間違えた。ぐはっ。
魔物は消えた。タケルは35経験と1200ゴールド手に入れた。タケルはレベルアップした。
レベル1→3
攻撃39→44 守備37→42 魔法0→3
タケルは火と回復魔法を覚えた。

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