それじゃ、闘技場へ行こう。
タケルさんたち、少し休んでいってくれ。
それが良い。町の英雄だからな。
そうさせてもらいます。
まったくよね。あんなやつと戦ったんだもん。
闘技場はどんなところなんだろう?
きっと、いろんな人と戦うんだろうね。
それはそうだよね。強くならないと。
今日は休もう。
タケルたちは、宿屋で休み、夜が明けた。
おはよう。
ああ、おはよう。
いよいよ、闘技場ね。
おはようございます。ギルドマスターが闘技場の説明をしたいと言っています。
分かりました。
タケルさん、お待ちしていました。闘技場について、説明します。
・基本勝ち負けのみ。
・アイテムの増減はない。
・ゴールドはギルドマスターから贈呈。
・勝ち抜きで、アイテム獲得。
・負けるとしばらく参加できない。
・経験値のボーナスはないが、モンスターよりは多い。
こんなところかな。
人数は?
基本、パーティー戦闘なので、全員です。アイテムの使用はできないので、呪文のみです。
全員魔法が使えなくなったら、負けと見なします。
体力じゃないの?
不利ね。
回復できなくなれば、うまく勝つしかありません。
やるしかなさそうだな。
そうね。
タケルたちは闘技場に挑戦するが、三回戦で魔法が使えなくなり、結局敗退した。
ハードルが高いな。
でも、三回戦まで行けただけ。
ましかもね。私の魔力も尽きるなんて思わなかったよ。
相手はこっちより強かったと言うことか。
そうなるね。
地道に敵を倒しましょう。
みんなうなずき、闘技場から出る。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!