第2話

back number / 恋 II
115
2020/07/12 04:14 更新





ある日俺は聞いたことがあった。

あなたに好きな人は居るのかどうか。





江口拓也
江口拓也
あなたー。
あなた
んー、何?


振り返った姿はいつもに増して天使だった。

こいつの大切な人になれればいいのに...



江口拓也
江口拓也
お前さー、好きな人いんの?
あなた
えー、いるって言われたらいるかなぁ
あなた
急にどうしたのw
江口拓也
江口拓也
いや、なんでもないw




やっぱり。

それは俺じゃないことは知ってる。


だけど決めたから。

あなたに告るってことを。



俺は誰よりもあいつのことを見てきた。

そして誰よりもあいつのことを好きと言える自信がある。

なんせ10年近い片思いだし。



たとえ振られたとしても、それでいい。

好きってことを伝えられたら、きっと後悔しないだろうから。















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西山宏太朗
西山宏太朗
あ、パイセン。
何してんですか?
江口拓也
江口拓也
ん、宏太郎か。
なんでもねぇ。
西山宏太朗
西山宏太朗
んじゃあ、パイセンに一つ相談してもいいすか?
江口拓也
江口拓也
ああ、何?




宏太郎が相談なんて珍しいな。




西山宏太朗
西山宏太朗
俺、先輩たちが卒業する前に告ろうと思ってんすよ
江口拓也
江口拓也
おお、誰に?
西山宏太朗
西山宏太朗
あなた先輩っす。
江口拓也
江口拓也
ほぉ、いいんじゃね?

















本当は良くない。


だからずっとあれ以来告ることができなかった。



























恋はいつだってうまくいかないから。



























あーあ、またライバル増えたよ...
































本当に俺のものになればいいのに。

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