第3話

はじめのいーっ……ぽ?
554
2020/10/24 08:00
はじめの一歩。




よく,両親と小さい頃からやっていた。





だるまさんが転んだとかによく使われるあれだ。





最近は外で遊ぶことも少なくなったから,出来ていなかった





せめて最後には一緒にやりたかった





あなた

はじめのいーっ





そう言いながら俺は足を上げる。




地面を割るような勢いで,足を踏切ろうとする







あなた

っぽ!w





そうして足をついた瞬間,






目の前が真っ白になる 









頭がふわふわ…する






あなた

ッッ………




俺はそのたち眩むような目眩から逃れる為にしゃがみ込む






きっと立ち眩みとかだろう。精神面でも疲れてたのかな







そしてふわふわした頭は落ち着きを取り始め,自分の足が視界にハッキリと映った







あなた

っふぅ,まさかの立ち眩みかぁ…いつ振りだろうなぁw

俺は顔を上げる






目の前には,見慣れない景色
あなた

え?

あなた

え??

あなた

ここどこ?

目の前に映るのは不思議な形の木々。
紫色の幹に曲がりくねった枝。
まるで,ゲームにでも出てきそうだ
あなた

えぇ…遂に俺幻覚見え始めているのか…

幻覚以外に何が考えられると思う?



転生?


いや悲しいことにしっかり生きていた




瞬間移動?



そんな力は無い。それに,世界にこんな場所は無い






…異世界?


科学的によく分からん。何考えてんだよ俺
あなた

…動くにも動きづれぇ…

知らないとこをズカズカ歩き回るなんて危険すぎる
それに森とかなのだろうか?獣にあったら大変だ
???
ガサガサッ
あなた

ッ!?

ほらもう考えた側から…!誰だよフラグ建てたの
???
カサッガザガサガサッ
俺は逃げられるように体制を整える
???
ガサッ!!
あなた

ッッ…………

???
プギー?
あなた

???????????

プリ小説オーディオドラマ