第43話

大人になる時《久保》
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2021/05/10 15:31
あなた side















「廉〜?そろそろ起きて?」
久保「.......ん...んぅ.......」





親の事情により、1週間、私の家に泊まることになった、3つ下の幼なじみ、久保廉。








家は向かいなんだけど、心配なんだって。





ちなみに今日は休日で、私の親は仕事。








「休日だけど、もう昼だよ?寝すぎじゃない??」
久保「...いつもこんな感じだもん.......」
「起きてんじゃん‪w
ほら、一緒にお昼ご飯食べよ?」
久保「一緒に!?食べる!」
「ははっ笑
じゃあ、起きて着替えてきて?」
久保「はぁ〜い」








こんな会話してるけど、廉はもう中1。






まあ、まだ中身は小学生なんだけど。








そんなところもかわいいって言うか.......。







久保「着替えてきた!ご飯食べよ?(上目遣い)」







身長的に上目遣いになるのはしょうがないけど.......






分かってる?自分のかわいさ。








「分かった分かった。じゃあ席ついて?」
久保「いただきまぁ〜す!」
「あ、ちょ!もう.......」








食いしん坊な廉は待ちきれずに食べ始めちゃった。






かわいいなぁ〜。なんて眺めてたら、、





久保「ん?何見てるの?」
「あ💦ううん。何にも」
久保「嘘だぁ〜」





じ〜っと見てたのバレちゃった。







すると急に.......






久保「ねぇ、あなたちゃんって、彼氏とか好きな人いるの?」
「へ!?な、なんで?どうしたの?」
久保「だってあなたちゃん高1じゃん?いるのかな〜って」
「.......残念ながら、1人もいません」








何中1にこんな話してんだ.......。







久保「じゃあさ.......!」
「!?.......ん?」

久保「僕があなたちゃんのこと好きになってもいい?」

「えっと.......何で...?」
久保「だって、彼氏、いないんでしょ?
後、僕本気だから」







今まで弟のような存在で、まだまだ子どもだな、なんて思ってたけど






大人になる日もそう遠くはないのかもしれないな.......。


















                  〜END〜

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