第13話

King&Princeの嫉妬《永瀬》
920
2020/11/08 10:00
あなた side
「れん〜」
「おーい」
「れんってば!」
永瀬「.......なに?
ゲーム中やから、邪魔せんとってよ」
「電話鳴ってる。」
永瀬「.......は
何でもっと早く言ってくれんの」
「ずっと呼んでたし!」
「早く出たら?
私は部屋にいるから」
ガチャン








はぁ.......
世話がやける。








.......ねぇ?
私は雑用係なん?
教えなきゃ怒られるし。ゲーム中だったら、言っても怒られる。
もう.......無理だよ...





あなたは自分の部屋に入った。





あ、紫耀くんに電話しよ。
廉のことなんか知ってるかも
プルルルルルル



「📞もしも〜し」
平野「📞もしもし、どうしたの?
あ、また廉のこと?」
「📞うん。廉がさ、ずっとゲームしてるしさ、電話来てるの教えたらゲーム中に邪魔すんなって」
平野「📞廉そういうとこあるもんなぁ
よくあなたちゃんは廉と付き合ったね」
「📞ん〜何でだろうね
大変だからこそ、一緒に居てあげたいって思ったのかなぁ」
平野「📞あなたちゃんは優しいね〜
俺にしちゃえばよかったのに
俺だったら迷惑掛けないよ?」
「📞いやいやいや
廉は憎めないというか、そういう所も好き」
平野「📞そっか〜
俺じゃ廉には勝てないか
.......ねぇ?廉のどこが好き?改めて」





「📞ん〜
かっこいいし、かわいいし、でもゲーム好きだし
世話は焼けるけど全部好k...」
「ひゃあっ.......
び、びっくりしたぁ」
永瀬「誰と電話してんの」
「だ、誰って...」














永瀬 side
俺は電話が終わって、あなたを呼びに来た。
でも、部屋から話し声がする...
いつもは電話なんかしないはずなのに。




.......聞いちゃお。
勝手に部屋に入る訳にはいかないからね





あなた「そういう所も好き」
え.......俺以外に好きって言った.......?
あなた「かっこいいし、かわいいし、でもゲーム好きだし
世話は焼けるけど全部好k...」
俺は聞いていられなくて、そっと近づいてバックハグをした。
あなた「ひゃあっ.......
び、びっくりしたぁ」

「誰と電話してんの」
あなた「だ、誰って...」
平野「📞俺だよ。平野。
あなたちゃん悩んでたよ?
廉しっかりしな。あなたちゃんに迷惑かけすぎ。
じゃ、俺はお邪魔みたいだから切るね」


あなた「あ、もう...紫耀くんったら
なんで全部言っちゃうかな.......」


「.......ねぇ?それほんま?」
「俺、あなたに迷惑かけてた?」
あなた「.......うん。ちょっと思ってた。」
「ごめん。俺、そんなつもりなかってん」






あなた「...ううん。もう大丈夫、
電話、どこから聞いてた?」
「.......『そういう所も好き』って所から。
俺、嫌われたと思って勝手に部屋に入ってきちゃった。
ほんまごめん」

あなた「.......そっか」



「ねぇ?あなたは俺のこと好きなんか、?」

あなた「...電話聞いちゃったんだよね?
だから、正直に話すよ。」


「.......」
あなた「私は廉の事しか頭にないし、世話が焼ける廉も、かっこいい廉も、たまに甘えてくれるかわいい廉も全部好き、、かな」


「.......ごめん。俺ほんとに迷惑しかかけてないやん...」

あなた「なんで廉が謝るの?」
「紫耀と電話してて、俺嫉妬してん
なんで俺やないんやろな.......って」





「もう、今日はゲームおしまい!
俺、あなたに迷惑かけへんように頑張る」
あなた「ちょっとぐらいかけてくれてもいいんだよ?
世話焼きな廉も好きなんだからさ.......///」


「俺にも頼ってもらえるように頑張るで?
ちょっとは俺に甘えて欲しいし。」
あなた「.......じゃあ、今日は1個だけ、甘えてもいい?」
「ん?」
あなた「.......たまには、一緒にご飯作ろ?
ゲームばっかだし。
廉が料理下手なの分かってるけど、近くにいて欲しい」
「/////なんか、素直に甘えられると照れるな」
あなた「なんでよ!
じゃあ、甘えません。」
「嫌やて!甘えて欲しい.......!
これから慣れるから...」






「ゲームばっかりでごめん。
嫉妬してごめん。これからもよろしくな?」
あなた「嫉妬はたまにならしてもいいんだよ?
廉はすぐに甘えたさんになるからね」



「///もう!はよご飯作って食べよや!」
あなた「廉照れてる!かわいい!」
「照れてへん!」















.......かわいい。
実はすぐ嫉妬するタイプの人だと私は推測した。

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