第2話

俺どうせ、クリスマス…暇やし
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2018/09/01 09:28
もう12月も後半かぁ…
早いなぁ。
私たの学校はもう冬休みに入っていて、私は今家のこたつで爪をオレンジにしながらみかんを食べている。
「…うわっ、これめっちゃ酸っぱいわー!」
とか1人で言いながらwまぁそこそこ楽しい。
うちは親が両方とも仕事で、たまに夜中に帰ってくることもある。
じゃあ夜ご飯は自分で作れるのかと言われればそれは違う。
私は不器用で細かいことは出来ないので、いつも遅番の日はお母さんが冷蔵庫に夜ご飯を入れて行ってくれる。
さすがにレンジでチンは出来ます。ww
そんなことを思いながらみかんを食べていると、突然玄関のチャイムがなった。
ガチャ、と開けると、
「遙?!」
「よーっす」
「何でおるん!」
「そない驚かんでもええやろw」
「こんな外寒いのに外出たらアカンでぇ」
「おかんかwwいや、俺お前ん家の斜め向かいだわ。」
てかはよ中入れろや。と怒られたので仕方なく遙を家に入れた。
「うわーあったけ。うちより快適や」
「そぉなん?これより温度低かったら私無理やわー」
「いつまでたっても寒がりやな」
「うるさい」
遙が私がさっき入っていたこたつに潜り込み、テレビをつけた。
…なにが目的でこっち来てん
「なんで来たん?」
「え、ダメやった?」
「質問に答えよ」
「うーん、なんやろね。会いたなったんちゃう?www」
な…
「や、やめてやぁ!!恥ずかしなるわ!」
「えぇーきもぉーww」
いやいやいやなんやコイツは!
なに、そういうの狙ってるん?!は?!
「あ、そや」
「あ’’ん?」
「こわw
いや、12/25空いてるかなぁと」
「は?なんでなん」
「質問に答えよ」
「はいはいww」
25日かぁ、25日…あ、そっか、この日は何もない日やった。
「うーん、空いてる」
「おぉ、ホンマ?じゃあ2人でどっか遊び行こうや!」
「え、あ、おぉ…」
いや、12/25て。25日て。クリスマスの日やないん?
「ええねん、どうせ俺、クリスマス…暇やし」

…私でええんですか?!

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