第39話

さんじゅうろく
881
2021/05/29 05:35
侑「はぁ!?」




侑の叫び声…


というか、イラついている声が聞こえる





九条先生「おーい。佐倉?」




佐倉「あ…ッ。はい。」




先生から呼ばれて、ドアから顔を出した佐倉というヤツは


侑の腕を組みながら出てきた





歩鳥「は?」

mob女「同意」





最初に声を上げたのは歩鳥で、女子達はそれに同意した




歩鳥「いやいやいや。侑!?」



侑は、普通の友達でもあるがクラスのアイドルとして、皆から好かれている

イケメンだから






九条先生「…はぁ。佐倉、離さんと侑が座れんわ」


佐倉「分かりました~」



そう言うと、侑のスマホをぶん取ってスマホを凝視し始めた





佐倉「あ…っ。ごめんなさい皆さんっ。私、佐倉咲愛って言います~。東京から引っ越して来たので、ここら辺の美味しいもの…?とか、全然分かんないんですけど!仲良くしてくださいっ」




そうあざとく言った


侑じゃなくても気持ち悪いと思う




黒板に名前を書くと、漢字が分かる



当然か


「佐倉咲愛」


苗字の漢字は同じ、咲愛という名前は、お母さんの名前に極似ている



咲と書いて、"しょう"と読むのは少ないだろう


……俺の血縁者なのか?





相変わらず侑は顔をしかめてイラついていた


佐倉「…あ!!」




突然大きな声をあげ、俺に近づいてくる


佐倉「…貴方が……運命の人…!」




いや女だし。


脳内お花畑かよ

…じゃなくて。





なんで運命の人?

頭の中には「?」の文字しか浮かんでこない



何を言っているんだろう…?








佐倉「私と…!付き合って下さ__…」



九条先生「はいはい。冗談はそこまでにして、佐倉は侑の隣な」





俺の隣が窓と侑。ということは、……最悪やな


てか冗談の顔してへんのやけど、お…っも







佐倉は「うぁ…~」と名残惜しそうに先生に引きずられて席に座らされる


侑は佐倉の握りしめているスマホを憎らしそうに見て





…え?



その写真……俺やん






え侑キモ…


佐倉キモ…











………こわ