第41話

さんじゅうはち
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2021/09/24 08:00
彼方「あ、治ー!!」


治「ん、どした」


彼方「飯出来たから、侑呼んできてくんね?」


治「らじゃー」



男装をしたままキッチンに立つ、作るものがなく適当なご飯を作り、治を呼んだ


侑「あ、ハンバーグの匂い」


彼方「適当に作ったんやけど、侑嫌いなもんある?」


侑「あんまない」


彼方「おけ」


治「てかそろそろウィッグ外したらどうなん?」


彼方「あ、忘れとった」




ウィッグを取って、棚の上に置いた



あなた「あ、そーだ。今度東京行くから」








宮「…………え?」


あなた「音駒の孤爪分かる?」



宮「…………………分からん」



あなた「プリン」

宮「あぁ、」




あなた「孤爪に誘われてさ、ゲームのイベントあるから行こって」


治「わざわざ、兵庫から東京行くんか!?」


あなた「そーそ、」


侑「許さん」


あなた「男んまんまで行くから大丈夫」


宮「「絶対ダメやろ!!!」」


あなた「なんでよ」


治「女やろお前は!」











あなた「……女じゃねぇから。」



女、と言われたとき
胸に重りが落ちた気がした


心が凹む


賑やかだった食卓が静まり返った



彼方「もういい。俺のこと、女として思うなよ」



ウィッグを着けて、食べ終わった食器を下げた

自分の分だけ洗う。水道から水が流れる音が響いた


治「ご、ごめんて」

侑「サムのせいやろ!?」



彼方「……黙ること出来ねぇのかよ」




そういい放った瞬間、時間が止まったように音が無くなる



彼方「ごめん、今日は話しかけないで、」





勢いよく、ドアを閉めた

治の部屋に行って、クッションに顔を埋めた 







治「……ヤバいで…、ガチで怒っとる」


侑「明日から居なくなるんやろ…ヤバいやん」