「う…頭…イッタッ…」
ここはどこかわからない
1面真っ白で私の部屋ではない
ドアがあるが足には鎖があって動けない
そこには劇団の皆
"監督のせいで咲かせなかったじゃないですか"
"咲かせてくれるんじゃなかったの?"
"咲かせてくれるってノリだったんだ?"
"劇団を放り出したお前は仲間でもない ただの他人だ"
謎の悪口
私はずっと謝ることしか出来なかった
そしてみんなは遠くに行ってしまう
「私のせいでごめんなさい…だから待って!お願い!」
そこには真澄くんの姿
真澄「監督監禁されてて可愛いね…♡」
そう、私は監禁されていたんだ
夢だ…
夢だけど…
怖い…
真澄「監督!カレー食べる?」
「え、あ、うん…」
PON!
魔法のようにエプロンが出てくる
そこで1日夢の中で過ごした
なのに全然さめない
私は聞いてみた
「ねぇ真澄くん 私外に出たいな」
真澄「なんで?」
「なんでって…皆を応援しに行きたくて…」
真澄「もう監督じゃないんだし、新しい監督がいるから普通に入れないよ?しかも新しい監督
もう馴染んでるから入る隙はないよ」
「公演だけでも…」
真澄「多分無理だと思うよ 出禁だし」
「え…?」
真澄「もういらない存在なんだよ」
「や、辞めて…やめて真澄くん!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。