前の話
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私)まってて!必ずあなたを振り向かせるんだから!
[そう言って君は1度も僕の前で涙を流さなかったよね]
私)あの…ずっと前から好きでした…!
僕)…ごめんね…
[そう…あの言葉がきっかけ…]
私)ねぇ君!今日はお弁当作ってきたの!一緒に食べない?(ニコ
[君はいつもそう言って1人の僕に話しかけてくれたよね]
私)どうしたの?あ、課題終わらないの?私が手伝ってあげよっか!
僕)いいよ、自分でやるし…
私)いいの!早く終わらせて一緒に帰ろ!
[僕にその気がなくても君は頑張って僕を振り向かせようとしてたよね]
[そのせいで…]
女生徒1)あんたあいつに構いすぎなの、迷惑してるの分かってるの?(ゲシ
私)うっ…(そんなこと…わかってる…)
女生徒2)というか前から目障りだったの、早くあいつの前からきえて
先生)おい何してるんだ!
女生徒3)やば!生徒指導だ(逃げる)
私)…ぅ…ぅぅ…どうして…………どうして…なの…ぅ…
[君が泣いていても僕は君のそばにはいてあげられなかった…]
私)ねぇ…やっぱり私…君のことが好き…大好き…
僕)…
私)ごめんね…今まで困らせていて…
[君はそう言って何度も僕に謝ったよね…涙を必死にこらえながら…]
私)…
(どん)
ぇ…
[君は目を覚まさなくなった…あの言葉を交わしてから…]
僕)あの!あの人は…!
看護師)ご家族の方ですか?
僕)…友人です
看護師)…覚悟をしていてください…
僕)っ!
[そこで目にした光景は…今でも目に焼き付いている…
君が今まで受けていたいじめのあざ…親からも受けていたらしい…そんな中で僕に告白をして振られてもなお僕にしがみ続ける…その意味がようやく分かった…]
[彼女には…どこにも居場所がなかったから…]
僕)…ご…ごめんなさい…
[その時…奇跡が起きた…
彼女が目を覚ましたのだ。
意識不明の重体のはずの彼女が…]
私)なか…ないで…
僕)っ!
私)わたしは…君に…泣いて欲しくなんか…ないよ…
君の…笑っている顔が…一番好き…なの…
だからお願い…
僕)そんなことは無理だ……僕は…
私)大丈夫…大丈夫…だよ…
ねぇ聞いて…私…あなたの事が…
僕)知っている…好きなんでしょ…
私)うん…好き…大好き…なの…あなたがどう思っていようg
僕)僕も…
私)っ!
僕)僕も…君のこと…好きだよ…
ずっと前から…
私)…本当に…?
僕)うん…一途で真っ直ぐなところが好きなんだ…
とても尊敬できる…
私)…そんなこと…言われたのは…初めて…私…嬉しい…
僕)だから僕と…こんな鈍い僕と付き合ってくれませんか?
私)はい…よろ…こんで…(目をつぶる)
僕)…ぅぅ………ぅ…
僕に大切なことを教えてくれた彼女は笑顔で息を引き取った…
数年後…
[僕はあれ以来…素直に生きるようにした…
多分今までは…認めたくなかったんだと思う…自分の気持ちに…だから…今の僕を彼女が見られても恥ずかしくないように僕は生きふと決めたんだ…彼女分まで…]
少女)わっ(こける)
僕)ごめん!大丈夫かi!?
少女)はい、大丈夫です…すみません…お怪我はありませんか?ってどうしましたか?
僕)え…いや…君に似た人を昔いて…
少女)(少し微笑む)そうなんですか…(ニコ)
[自分の気持ちに正直に…]
〜君が教えてくれた大切なこと〜
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。