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第20話

ꕤ*.゚よく見えるꕤ*.゚
219
2020/01/02 02:22

神崎くんからちょっと付き合えと言われて連れて来られたのは3階の空き教室だった


彩葉
彩葉
何で空き教室…?
千明
外暑いだろ
彩葉
彩葉
そうですけど…
何か用事でも?
千明
別に


空き教室の机は全部後ろに下げられていて少し広く感じた


神崎くんは背を壁に預け床に座ると一息つく


私も恐る恐る神崎くんの隣に少しだけ距離を空けて座った


彩葉
彩葉
あの、長谷さんのところに行かなくていいんですか
千明
あとで渡す


長谷さんと神崎くんって仲が悪いのかな…


長谷さんの名前を出すと少し不機嫌になっている


千明
タメ口
彩葉
彩葉
千明
タメ口でいい
彩葉
彩葉
う、うん…!


意識して敬語にしていた訳ではなくて今言われて気付いた


私、神崎くんにも敬語だったんだ…


千明
疲れた…
彩葉
彩葉
朝からずっと居ま…居たもんね
どうして急に朝から?


神崎くんの目が私の目と合って、同時に心臓が少し跳ねる


かと思うと目を逸らして、


千明
……菊川の顔見てぇなと思って


今度はさっきより高鳴った



彩葉
彩葉
そ、___
千明
やっぱいいな
彩葉
彩葉
え?


また顔を横に向けて視線が合う


綺麗な金髪に黒よりも茶色味がある瞳




千明

横にいると菊川の顔がよく見える







意地悪だ……


そんな笑顔で、そんな言葉を言われると誰だって好きになってしまう___



千明
…顔真っ赤
彩葉
彩葉
あ、赤くなるよそりゃ…!!


そんなの言われてしまうと両思いなんじゃないかと勘違いしちゃう


駄目だ、そんな上手いこと考えちゃ後で傷付くのはきっと自分


神崎くんにとって多分何でもない言葉なんだ


千明
よく顔赤くなるよな
彩葉
彩葉
赤くならない方が可笑しいよ…


好きな人に言われたら赤くなるのも当然


彩葉
彩葉
神崎くん
千明
彩葉
彩葉
次の休み空いてる…?


片思いなら好きになってもらえばいい


そのために頑張るんだ


千明
空いてる
彩葉
彩葉
遊びに行かない…!?


緊張して少し声が高くなってしまった


神崎くんは私から言われる言葉を予想していたのか微笑んで「行きたい」と言ってくれた


千明
家まで迎え行く
彩葉
彩葉
え、いいの…?
千明
ん、


お礼を言うと神崎くんは口を大きく開けてあくびをしている


眠そうな顔で目を瞑ったら今にも寝そうな勢い


彩葉
彩葉
寝る?
千明
んー、少し
昼休み終わったら起こして


そう言うと寝転がって目を瞑った


起こしてと言われたけど昼休みあと10分で終わるんだよなー……


それでも少しでも一緒に居られるなら嬉しい


寝顔…屋上の時以来だ、て言ってもそんなに日にち経ってないか…










彩葉
彩葉
神崎くん、時間だよ

あれから10分しか経ってないけれどそれでも爆睡しているなかさっきから中々起きない


朝から来て早起きしたから眠いのかな


体をゆすって起こすのも気が引けて声だけで頑張って起こしているけれど起きる気配はない


彩葉
彩葉
神崎くん、神崎くん!
時間だよ!

スースーと寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている


神崎くんもしかして起きるの苦手なのかな…


千明
っ、
彩葉
彩葉
あ、神崎く___

目をピクッとさせたので起きたのか声を掛けたときだった

千明
千…里…、っ



呼吸が荒くなり苦しそうに双子の弟の名前を呼んだ___