また週が明けて一週間が始まった
月曜日の朝は憂鬱
まだ寝ていたいしもっと休みたい
これで神崎くんが毎日学校来れば少しは楽しみに学校に行けるのに不規則だし…
朝寝起きに勇気をだして神崎くんに今日は学校に来るのか連絡してみたけれど安定で返事はまだ来ない
リビングで学校の行く準備をしていると玄関の扉が開く音がした
玄関を見に行くと私服姿のお兄ちゃんと友達が帰ってきた
お母さんが家に居るときお兄ちゃん達はたまに夜から朝にかけて遊びに行っている
ああって…そこはただいまでしょ
お兄ちゃんはただいまって言葉を知らないのか?
リビングに行ってカレンダーを確認すると今日の日付が赤文字になっていた
今日まで休みだった!!
私だけ登校させるってどんな学校よ…
リビングに入ってきたお兄ちゃんや友達はお母さんに挨拶をして私は部屋に戻る
すると、扉の所でお兄ちゃんの友達とぶつかった
聞き覚えのある声に上を向いて顔を見るとたった数10分前に会いたいと考えていた人
そうだ、お兄ちゃんと一緒に喧嘩する仲なら当然私の家にも来る日があるんだ
会えちゃった…嬉しい…
神崎くんは何故か私の顔をジッとみている
な、何だろう何かついてるかな…
恐る恐る次の言葉を待ってると少し口角をあげて、
何のことだか分からなかったけど私とのメッセージのやり取りの返事だ
恥ずかしすぎる……
神崎くんは笑いだした
悔しいけどかっこいい、だって好きな人だもん…
好きな人と認めた瞬間このかっこよさに気付くとは…
‘‘着替えて来いよ’’って着替えたらまたそっちの輪に入っていいのかな…
…輪に入らなくてもリビングに行くのはいいよね!私の家だから私が何してようが自由!
早速自室に言って部屋着に着替える
部屋に戻ると私一人しか居ないからか神崎くんに会えたことで嬉しくて顔がにやけてしまう
好きだからかっこよく見えるのか…
いやでもリホが随分前に神崎くんかっこいいって言ってたところ聞いた事ある気が……
後ろから新太先輩が私の顔を覗き込むように見てきた
お兄ちゃんとは反対の青色の髪で元気系
というか
私は今下はもう部屋着で上はまだ下着1枚だった
すぐに上着を着て新太先輩を見た
ゲラゲラ笑ってる新太先輩の背中を押して無理矢理部屋から出した
聞こえた言葉に私はすぐ先輩の口を手で塞いだ
私の手を払い除けて顔を見るとニヤニヤしている
?
なんだろ
新太先輩の忠告ってたまに大したこと無いんだよね……