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第14話

ꕤ*.゚探してꕤ*.゚
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2019/10/02 09:35
千明
はぁ…またお前か


後ろから神崎くんの声がする


なのに目隠しをされて何も見えない


不良1
神崎!
菊川春騎探してたけどお前でもいいや


え、待ってこれ喧嘩始める?


新太
ざんねーん、春騎のご登場ですよー

新太先輩の声も聞こえる


お兄ちゃんもそこにいるの?

彩葉
彩葉
あの、神崎くん手離して…
何も見えない
春騎
千明
千明
はい
…行くぞ

手は離れて視界が戻った


お兄ちゃんはさっきの不良たちの前に立っていて顔は見えないけどいつもみるお兄ちゃんと雰囲気が違う


神崎くんに引っ張られ家の方へ歩かされる


彩葉
彩葉
え、ちょ、
千明
お前は見なくていい

それだけ言われどんどん進んでいく


そんな中、
春騎
骨、何本折ってほしい?


お兄ちゃんのその声だけ聞こえて聞いたことのない怒りが出た声だった



それから10分くらい遠回りをして家についた


靴を脱いでリビングに行くと神崎くんは床に座って私はソファーに座った

千明
大丈夫か
彩葉
彩葉
はい…
あのでもお兄ちゃんたちあそこで喧嘩何てことは…
千明
無い。
春騎さん達はあんな人に迷惑が掛る所で喧嘩何てしねえ
彩葉
彩葉
良かった…
助けてくれてありがとうございます


神崎くんは「別に」と返事をした


家の階段から落ちたときもそうだけど神崎くんにはまた助けてもらっちゃった


千明
怖かっただろ
彩葉
彩葉
大丈夫です、慣れてます


私の返事に神崎くんはなぜかため息をしてきた


何……?
千明
お前自分の気持ちにも相手に合わせるのかよ
彩葉
彩葉
え…?
千明
怖かったって言うと迷惑が掛かるとか面倒くさいと思われるって思ってる?


……正解だ……


神崎くんの言うとおり、怖かったって言うと面倒くさいと思われそう、そう思ったから大丈夫って自分に言い聞かせてた


千明
自分の気持ちにも嘘ついたらお前いつ素に戻って休めるの
彩葉
彩葉
それは…
千明
オレ今菊川と話してるはずなのに嘘を言われたらオレは今誰と話してんだよ
彩葉
彩葉
……怖かった、です…


家族以外の人に初めて自分の気持ちを言ったかもれない


嘘を言っているって気付いてくれたのも初めて


神崎くんは私の言葉でさっきまで少し怖かった顔が柔らかくなって、


千明
それでいい、オレには嘘つかなくていい
嫌わないしめんどくせえとも思わない

好きだな…不意にそう思った


嘘をつかなくていい、神崎くんには素で居ていい


それだけで緊張がほぐれた気がする


もっと神崎くんと話したい


もっと神崎くんに近づきたい


彩葉
彩葉
私、神崎くんともっと仲良くなりたいです…
千明
…?
メッセージアプリで話してるだろ
彩葉
彩葉
違います!
直接話したいんです…


彼女になりたいけど今は友達から


神崎くんの女の子の友達の中でも一番仲が良い女友達になりたい


まずはそこからだ


千明
明日からオレに会いに来る?
彩葉
彩葉
……へ
千明
まあ探せたらの話だけどな
彩葉
彩葉
ええ!?
探さずに普通に話しちゃ駄目なんですか……


神崎くんは笑って誤魔化した


それでも嫌がられてはいなかったから安心した


明日から探します…しつこいと思われても


神崎くんの特別な人になりたいから