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第15話

ꕤ*.゚かくれんぼꕤ*.゚
191
2019/10/10 13:54


探してと言われて初めての学校


今は昼休み
休み時間の度に学校中を駆け回っているけどまあ神崎くんには会えるはずもなく…


探してって言うくらいだから学校には居るはずなのに


りま
りま
神崎くん探しはどう?
彩葉
彩葉
居ない…
屋上は鍵が掛かっていける筈もないし空き教室も探した…


りまは「猫みたい」と一言


わかる、神崎くんって猫みたい


彩葉
彩葉
そもそも今日学校来てない?

後ろの席をみてもいつもいない


いつか後ろを向いたら神崎くんが居る何て日々は来るのかな


彩葉
彩葉
りま次の授業なんだっけ?
りま
りま
総合。
多分体育大会のこと

…あー…


二人三脚の件は朝学校に来たらペアが変わっていた


何ならわたしじゃ無くて全く違う人達が選ばれている


不純だけど神崎くんの近くに入れると思ったのに…


彩葉
彩葉
……りま
りま
りま
はいはい、神崎くん探しに行くんでしょ
次の授業は適当に言っててあげる
彩葉
彩葉
ありがとりま!
今度何か奢る!


教室から出て廊下を早足で進む


あとはどこを探せば会える?


彩葉
彩葉
……


私はポケットから携帯を取り出して神崎くんの連絡先を表示すると電話マークを押した


耳元に呼び出し音がなる


Trrrr…Trrrr…


出て……


Trrrr……


電話
おかけになった…


やっぱりだめ____


千明
『もしもし』
彩葉
彩葉
っ…!


だめだと思ったのに出てくれた……


初めて神崎くんとの電話…


千明
『菊川?』
彩葉
彩葉
…どこにいますか


会いたい…


まだそんなに仲が良いわけでもない


ただ私は菊川春騎の妹だからこうして神崎くんと話せてる


それでも私は神崎くんに会いたい
千明
『もうギブ?』


少し笑った神崎くんの声はいたずらっ子みたい


彩葉
彩葉
ギブじゃな___


‘‘俺には嘘つかなくていい’’


あの日、家で神崎くんに言われた事が頭で再生された


ここでまた面倒と思われるからってギブじゃないって言えば神崎くんに嘘だって気付かれるかもしれない


彩葉
彩葉
ギブ…です…
千明
『お、今回は嘘言わなかったな』
彩葉
彩葉
また怒られるので…


耳元で聞こえる軽い笑い声


耳がくすぐったい


千明
『じゃあヒント、外』
彩葉
彩葉
え、まさか来てない何て…
千明
『菊川が探すっつったから居るに決まってんだろ』


やっぱり約束は守るんだ


千明
『そういえばチャイムなったけど授業は』
彩葉
彩葉
………


私が無言を貫いたことで神崎くんは察したのか少し楽しそうな声で、


千明
『授業サボったことは?』
彩葉
彩葉

ないです


元不良の母と現役不良の兄に囲まれながらも父親譲りの真面目を受け継いで授業はサボったことがない

遅刻と欠席はあるけど。


千明
『じゃあ菊川の初サボり俺が奪っちゃったな』
彩葉
彩葉
う、うば…っ!?


奪っちゃった!?


何その言い方かっこいい


千明
『早く探しに来い』
彩葉
彩葉
探します!
そこから動かないでくださいね!


それから私は電話を切って携帯を落とさないようしっかり手の中に収めて走った


授業がもう始まっていて廊下は静かで私の足音だけが響く


授業をしている教室から先生が出てきて教室に戻れと後ろから聞こえるけどそんなのは無視だ


私は今、神崎くんに会いたい


それから私と神崎くんのかくれんぼが始まった