第4話

心配
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2021/08/28 07:23
結局寝れなかった……


咲希ですらああ言ったんだ……確定なのか?


でも…うーん…


類「おはよう司くん」


司「ギャァァァァァァァァァァァ!!!!!」


類「えっどうしたんだい…?まだ体調があまり…」


司「あっ違うんだ類、えーと…」


類「…何かあったのかい?」


司「いやっ!!特に何も無いぞ!!あっそろそろ教室に行かねばならんな!じゃあまた!!!」


タッタッタ……


類「…………???」










司「ぜぇ……はぁ……」


くっっ…何故こんなにも緊張してしまうんだ!


やはり、昨日のことだな…類の顔を見るとびっくりして…ドギマギしてしまう


このままだとショーにも影響が出てしまうかもしれない…


それはダメだ。どうにかしなければ…


冬弥「…………」












司「もうお昼か…」


いつもしっかり受けれる授業も上の空になってしまった…


昼食はいつも弁当を類と食べているが……今は会いたくない………


冬弥「司先輩」


司「ん…?ああ冬弥か。どうしたんだ?」


冬弥「少し話したいので、お昼一緒にどうですか?」


司「…!いいぞ!!」


冬弥「ありがとうございます。」


こちらこそありがとうだな………







司「それで、話とはなんだ?」


冬弥「その…今日朝、司先輩と神代先輩のことを見かけまして」


司「!!」


冬弥「…なんかあったんですか?」


司「えっ…えーと…」


これ話していいのか?!
相談内容もアレだし…ましては冬弥だぞ?!あんまりそういうのは…


冬弥「司先輩の助けになれるのであれば、何でもします」


司「………分かった。じゃあ相談してもいいか?」


冬弥「はい!」


司「その、昨日オレは類にお姫様抱っこをされたらしいんだ。それで、理由がわからなくて、もしかしたら恋愛感情があったのかと思うと少し緊張してしまうんだ。」


冬弥「…なるほど。だからあんなに早く走って逃げたんですね。」


司「ううっ…だから、このままだとショーの練習にも影響が出てしまうと思って…どうしたらいいのだろうか…と」


冬弥「…俺の経験なので解決しないかもしれないんですけど…」


司「いいぞ。とりあえずやれることはやりたいんだ!」


冬弥「俺、前に彰人と喧嘩してしまって…」


司「冬弥が?珍しいな」


冬弥「その時に俺は彰人に迷惑をかけたくなくて、彰人と会わないように…彰人と組んでいるユニットをやめようと思ったんです。」


司「…そうなのか。」


冬弥「けど、彰人はそんな俺を必要としてくれて…俺以外と組むつもりはないと言ってくれて…すごく嬉しかったんです。」

「だから、司先輩も1度神代先輩と話し合ってみたらどうですか?なぜ、お姫様抱っこをしたのか…」


司「……ああそうだな!!本当にありがとう!」


冬弥「頑張ってください。」










類「…司くん?」




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