パァン!(銃声を模倣した音)
コツ
コツ
コツ
コツ
…
《ハァ…》(神坂の溜息 ※音のみ)
ファン「「「 きゃあああああああああああぁぁぁ!!!!!! 」」」
~♪
「「「 ぎゃあああああああああ!!!!!…_______
神坂side
中島「あなた!」
『えっ!? 健人くん!!???!??』
中島「え、来ちゃダメだった??」
『えっ、いや、そんなことないですけど、
まさか来ていただけると思ってなくて…』
横アリの楽屋。
中島健人くん来てくれました。
そうです。
ソロツアー開幕です。
あと1時間で開演ってところですかね。
中島「だって俺のソロ曲とか俺らの曲
めちゃくちゃセットリストに入ってるっつーからさ、
見に来るしかないでしょ!」
『あや、私がセクゾさん好きすぎて勝手に入れただけなのでむしろ申し訳ないです』
中島「いや、俺はめちゃくちゃ嬉しいよ?
ソロコンでカバーしてもらえるとか。
しかも超絶人気の神坂ちゃんに♡♡」
『冗談やめてくださいよ笑』
中島「このツアーが一応、デビューツアーになるの?」
『そうですね、ファンの方には言ってませんが。』
中島「じゃあデビュー曲もやる感じ?」
『1曲目がデビュー曲です。
ファンの方は薄々気がつくかもしれませんね笑』
中島「そっかぁー」
『なんか、ここまで来て言うかって感じですけど、
ファンの方を裏切ってる気がして申し訳ないです。』
中島「うーん…
でもソロデビューするって決めたのはあなたでしょ?
だったら自分が決めた道を信じて、
がむしゃらに走り続けるしかないんじゃない?
今あなたは人気なわけだし、
別にファンがゼロになることはないと思う。
たとえファンが減ったとしても、
ついてきてくれたファンの子と一緒に、
走っていけばいいんじゃない?」
『そう…ですね、ですよね!
私の道は間違ってないですよね!
1人でも味方がいれば、それで十分ですよね!』
中島「おう!笑
その笑顔のまま、ファンの子を笑顔にしてきな!
それが俺らジャニーズの仕事なんだから!」
『ありがとうございます!』
中島「じゃ!ライブ、楽しみにしてるよ!」
『はい!頑張ります!』
そしてあの会話から1時間。
私はステージに登っている。
生まれて初めてこんなに緊張してるよ(笑)
だってデビュー曲やるんだぜ!?
ファンに言ってねーけど。笑
よし。
【Ms.Kamisaka first step!】、
いや、神坂の前例のない歴史、
開幕。
ねくすと >>
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。