第210話

209.さいねんちょう[後編]
3,002
2021/01/24 09:00
神坂side


















staff「全員集まった〜?じゃあ撮影のペア言うからちゃんと聞いててな、恭平!」








高橋「なんでおれなん!?」







『あんたがいつも聞いとらんからやろ』














staff「はーい、えーっとな、

西畑高橋すぐそこのセットで撮影、

その次に長尾と大橋そこで撮影な。

んで、藤原神坂あっちので撮影、

その次に道枝大西そこで。

恭平と神坂聞いとった!?」













『聞いとったわ!うちまでバカにせんといて!』








高橋「いやおれやっていつも聞いてんねんけど!」









西畑「ちょ、恭平もあなたも仲良いスタッフさんやからってそんな言い方せんといて笑」







『どーもすみませんでした!』








西畑「なんで俺がキレられなあかんねん笑」










高橋「はーい、喧嘩終わりぃー」







西畑神坂「『お前に言われたないわ!』」









大橋「お前らコントしとるん?」






『は!?してねーし!』











staff「なぁー、そろそろ撮影せーへん?笑」







西畑「あっ、すみません笑」








『ごめんちゃーい』







西畑「あなたお前なぁ…」








長尾「あー、もう終わり終わり!早く撮影しましょ!」























結局最年少になだめられるうちらって←
















あ、てかさ、うち、藤原とペアやんw
気まずいわぁー、


























staff「神坂と藤原撮影セットあっちな!」








『り!』



























スタスタと1人で歩いていく藤原。






そんなにうちの事嫌いなん?笑







今までずっと笑いあってきた仲やん。








うちが努力不足やったんは認めるけどさ、







そんなに認めたくないん?
























staff②「じゃあ始めるで!」









































終始無言で撮影は終わった。














今は道枝と流星が撮影しとるのを眺めとる。













藤原は、、、2m先ぐらいで同じ状況。




















道枝って脚長いねんなー、分けて欲し、笑









流星は相変わらず自分の盛れる角度知ってんねん笑














あの2人って意外と息合っとると思うんやけどな?







































藤原「…なぁ、あなた、」











『…え、?』














突然話しかけられた。



怒っとるんちゃうん?





またうちを突き放すようなこと言うん?




























でも、藤原の口から出た言葉は予想外のものやった。






















藤原「…ごめん。」













『えっと、?』






















藤原「俺が間違っとった。

あなたは努力不足なんかやない。

ちゃんと、誰よりも努力しとった。

なにわ男子に要らない存在なんかやない。





あなたがおらんと、なにわ男子やないわ。」










『え、』















藤原「ごめん、あんな酷いこと言って。


あなたは紅一点なんに、

俺ら男に食ってかかってきて、

自分でファン獲得して、仕事もらって、

批判にも耐えて、笑顔を届けとる。


あの時も、ソロツアーと被っとったからやんな?

それで映画もドラマもあって、

なにわのライブもあって。


でも俺は自分たちのことしか考えられへんかった。


あなたの立場を、考えられへんかった。


考えれば分かることやったんに。


やから、ごめん。


あなたはなにわ男子に必要やで。」























『なに、なんなの急に、!』
藤原「ごめん!

全部、全部俺のせいやから!」













『…っ、』




藤原「あなたがおる時のメンバーの方が、

生き生きしとって、

なにわ男子らしくて、、、







今まで、ずっとあなたがメンバーを

盛り上げてきてくれたんやなって実感したんよ。





撮影前やってそうやん。




みんな笑顔になっとった。




あなたがおらんくなって初めて、

あなたの重要さに気づいた。




ごめん、今まで気付けんくて。




でも、なにわ男子にはあなたが必要や。



やからお願い、



図々しいのは承知しとるんやけど、





































なにわ男子に戻ってきて欲しい。」




















やっぱり、メンバーはメンバーなんやな、








そりゃそうだよね、







今までずっと一緒に頑張ってきたんやもん。
















道枝「あなた〜!

どうやった俺のさつえ、ってえ!?あなた!?

なんで泣いとるん!?なんかあったん?」















『え、?』




















泣いとる?うちが?








頬を触ってみると、確かに濡れとる。













藤原「えっ、ごっ、ごめんっ、」













『ちが、これは、嬉し涙やから、』







藤原「え、」







『…ありがとう。』














『良かったあ、、、嫌われてなくて、、、』








藤原「ごめんな、」








『いいよもう謝らんで、』










『でも1個だけ。』








藤原「え、?」









『言うの、遅いねんお前!

これでファンの人がなにわ男子に要らんって判断したらどないするん!?

大阪でのライブより前に言ってくれとったら

ソロデビューしつつなにわでおるって

決定しとったんに!』









藤原「ごめん、」








『まあもういいけど。』









大西「でもよかった、メンバーがまた仲良くなれて。」








『あーもうメイク崩れた最悪まじふざけんな』








藤原「ごめんって」







『流星やって』








大西「あ、うん、いいよー」







『まじ神感謝ありがとう』








道枝「なんかいつも通りに戻ったな笑」























道枝の言う通り、
なにわ男子がなにわ男子に戻ったみたいです。













⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅

💎SixTONES 田中樹くん🥂 メイン𓂃𓈒𓂂


SixTONES・田中樹の彼女は、

女医であり、No.1キャバ嬢である、まさに完璧Lady。


超絶美人で完璧主義な色気女王と

口で女を落とすズルい色気アイドル。


そんな2人の日常を描いたストーリー。



✦ blue stone's lady ✦


1月22日公開(現在公開中) 毎日20:00更新

ぜひ読んでください!

⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅ ⑅





ねくすと >>

プリ小説オーディオドラマ