神坂side
『ごめん、肩借りる』
今電車なうです。
腹痛おさまって頭痛なうです。
永瀬「着いたら起こすわ」
まさか廉の肩借りて寝る日が来るとは()
ティアラさんごめんなさい←
…
永瀬「あなた?次で降りるんやろ?」
『んっ』
あー、頭いてぇ、
寝てもなおんないとかまじ明日休むわ((
永瀬「歩ける?」
『ぎり』
永瀬「ええわ、乗って。」
『乗る』
永瀬「やけに素直やんな」
『うるさい』
おんぶされて家まで行くことになりました←
永瀬「てか俺…あなたの家知らんわ笑」
『誰にも教えてないわアホ』
永瀬「え、こっちであってるん?」
『奇跡的にな』
永瀬「ここ右?」
『そ。』
永瀬「次左?」
『そ。』
結局この後も廉の勘は当たり続け、、、
『廉、うちん家知ってるっけ』
永瀬「いや、初めて来たで?」
『じゃあなんで?勘?』
永瀬「おん、」
うちん家は、ごく普通のマンション。
だから年中どっかの週刊誌の記者がいる。
ほんと迷惑なんですけどね。
あとはね、、、
永瀬「なぁ、なんかあの人たちめっちゃ見てきて怖いねんけどなんなん」
『そこら辺のチンピラ。
なんもしないで静かに通り過ぎればへーき。』
永瀬「いつもおるん?」
『まぁ、笑』
永瀬「大丈夫なん?それ」
『割と高確率でマネが送ってくれる』
永瀬「あ、そーなんや笑」
永瀬「…何階?」
『7階。』
…
ガチャ
『どーぞ。』
永瀬「どーも笑」
永瀬「意外と綺麗にしとるんやな〜」
『必要最低限しか無いからな』
永瀬「物少なっ」
『ごめん食いもん なんも無い』
永瀬「あー、てきとーに買ってこよか?」
『頼むわ笑』
永瀬「じゃあもう寝とき?」
『あ、おう、よろしく。』
永瀬「鍵持ってくから貸して?」
『バックん中』
永瀬「おん、あったあった」
永瀬「んじゃいってきまーす」
じゃあ私はお言葉に甘えて、寝ますかね笑
明日休むってLINEしとこ
そして私は、眠りについた。
ねくすと▹▸
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!