第251話

250. Y.M③
2,287
2021/04/01 10:00
神坂side





















そうして試し弾きをさせてもらい、







他にもいろいろ見て、






















今はタワレコの前にいます!



















正門「なんでタワレコ来たかったん?」














『自分のCDが並んどるところ、

ちゃんと見たかってんけど、

1人では行けんかったんよ、笑』













正門「なるほどなぁ~、」












『でも今日はまっさんおるから大丈夫やわ!行こ!』












正門「そか笑 行こいこ!」



























お店に入ると、





















『でかっ、』














真正面に巨大なうち専用コーナーが。

















でも棚には”在庫切れ”と書かれた紙のみ。
















棚の上にはテレビがあって、ブラステのMVのYouTubeで公開してる部分が流れている。


















その右にはうちのプロフィールと魅力等がびっしりと手書きで書かれたものが。
















左上にはBlack Stepについて、

左下にはなにわ男子についての紹介文が、

こちらも手書きでびっしりと書かれていた。
















そして、1番上には、


























【ジャニーズの新星!神坂あなた

㊗️ソロデビュー!】

















と、大きく書かれていた。

























さらに、頭上を見上げると、

うちのポスターがぶら下がっており、

レジ上の壁やジャニーズコーナーの壁にもポスターが。


さらにレジ横のやや広めなスペースの壁には、

うちのポスターがどデカく貼られており、

ファンと思われる子達が写真撮影をしていた。














タワレコの店員さんがいかに苦労して盛り上げて下さっているのかが、身に染みて伝わってくる。













これだけのポスターを貼って、

手書きでこんなにもうちなんかの魅力を書いてくれて

こんなに大々的に祝ってくださっている。














心の底から、有難いなって、






























正門「すご、いな、、、」













『おう…』















正門「読もうや、これ、」














『読む以外の選択肢あらへんやろ、

こんな手書きで書いてもろて、』
















正門「すごいよな、

これだけの量を人の手でやっとるなんて、」



















『うちの輝かしい記録の裏で、

こんなにも努力してくれとる人がおるってこと、

めっちゃ実感したわ、』


















正門「せやな、」


































そうしてうちらは正面のコーナーをじっくりと見て、

ジャニーズコーナーにもあった自分のブースを見て、

他のグループの先輩方のブースを見て、










最後に店員さんに挨拶をしに行った。












変装用にしてたグラサン外して、

被ってたキャップを取ると、

店員さんはすぐ気づいてくれて、

最初こそ驚いていたものの、

涙を浮かべた笑顔でこう言った、


























”デビュー、ほんっとにおめでとうございます!

私たちはこれからも神坂さんを応援してます!

精一杯盛り上げますのでお任せ下さい!”




















”お任せ下さい”だなんて。

そう簡単に言える言葉じゃないだろう。



それなのに、うちのために、、、













こちらまで涙が溢れそうだった。






















そしてうちのコーナーにいてくれたファンの子にばれ、

そしたら人が集まってしまい、

色んな人と握手をして、やっとこさ店を出れた。












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