第197話

196. ”本音”
3,159
2021/01/02 06:52
神坂side



















高橋「よっ、おつかれ」

















『あ、恭平、、、』


















高橋「凄かった。

俺なんか足元にも及ばないなっておもった。

だってあのアリーナ全員あなたのファンやろ?

信じられへんもん。

1人でアリーナ埋めるとか。

シンメなんに、レベルが全然ちゃうくて、

やっぱ、俺じゃ合わへんかったんかなって、」

















『いや、ちが、それは…』



















高橋「まあ俺がどうこう言えるわけやないから。

あなたが進みたい道選んでくれれば

それでええから。」

















『そっか、そーだよね、うん。

恭平、うち、なにわ男子辞めるから。

それで、ソロデビューすんの。

だからうち的には、7人でデビューして欲しいなって思ったんやけどさ、それはあんたらに任せるわ。

ただね、うちがいない方が、なにわ男子、

売れると思うねん。

やから脱退するってだけ。

べつにあんたらが嫌いなわけでも、

裏切るつもりもない。

7人のために、うちが抜ける、そういう考えやから。

だから恭平、シンメは終わりにしよう。

それぞれ、トップ目指そう。

うちの事はもう気にせんでええから。

このこと、伝えられたら他の6人に言っといて笑』





















高橋「…なんでそんな、無理して笑うん?

あなたは辛くないん?

それであなたは幸せなん?」

















『だから言ってんじゃん、

うちの幸せなんてどーでもいい。

ただ7人の幸せを願って、

なにわ男子のために、なにわ男子を辞める。

それでうちが幸せかどうかなんて関係ない。』
















高橋「あなた、それはちゃうんやない…?

あなたが抜けて、なにわ男子が売れる?

おれはそんな事ないと思うで…?

あなたがおったから知名度上がって、

ここまで来れたんやないん?

それに、あなたが幸せやないんやったら、

おれは反対やで?」





















『ううん、なにわ男子は必ず売れる。7人で。

なにわ男子に、うちは必要ない。

だから大丈夫、うちは自分で、幸せ掴むから。

努力も出来ない、自覚も無い。

そんなうちがいるせいで、

なにわ男子のレベルが落ちるのなら、

自分のことなんてどーでもいいからさ、

”なにわ男子”にデビューして欲しいんだ。』















高橋「ふーん…そっか、、、








































って事らしいですよ、大吾くん。」



















『え、?』



















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