第4話

3.past
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2021/08/03 17:31











私は、





”SUMMARY”ってヤンキーグループの頭だった。
































小学生の時に両親と妹を交通事故で亡くして、

祖父母に育てられてたんだ。
















だから私が生まれたのは群馬。














育てられたのは静岡。


















転校先の静岡の学校では、よくいじめられた。


















だから小3の時、学校をサボった。



















だけど別に行く所も無くて、

知らない人に声を掛けられた。





















誘拐しようとしていたらしい。




















そんな時、

助けてくれたのがSUMMARYのみんなだった。



















その日から私は、

学校では無く、SUMMARYのアジトに通った。




















SUMMARYのみんなは優しくて、

勉強も教えてくれたし、

アクロバットも、ギターも、

色んなことを教えてくれた。
だから私は何不自由無い生活を送ってた。
























でも、
























SUMMARYは弱小ヤンキーグループだった。























所属メンバーも少なく、実際活動してたのは10数人。




















だから私は決めたんだ。























『SUMMARYを日本一にする』って。























だから私は筋トレとか、いっぱいして。
成人男性にも負けないぐらい強くなってやる、って。


























SUMMARYは全国から弱い人が集まったような

本当に弱いグループだった。

















○○県の、って感じでも無かったから

色んな都道府県を喧嘩し回ってた。
























祖父母にも心配されたけど、

そん時の頭が言ってくれたんだ。

















『俺たちが責任持ってこの子を守ります。』って。

















だから私はもっともっと練習した。
















小4の時にはロンダートとバク転を習得。
飛び蹴りも余裕だった。























そして小5の時、私も喧嘩をしに行ったんだ。






















確か相手は、東北のグループだったかな。


















周りの仲間たちは

殴られ、蹴られ、負けていった、























けど、私は負けなかった。
身長も小さかったから殴りにくかったんだろうね(笑)




























頭vs頭の対決は、私たちが負けた。

























でも、私が生き残ってたから相手に言ったの。




















『相手、私にしてくれん?』って。
そしたら相手は「余裕だよ笑」って言った。






















仲間たちは

「あなた!やめろ!無理だ!」

って言ってた。


























でも私は、勝った。





























信じられない話だけど。




















そして、SUMMARYの頭になると同時に、

東北のトップに立ったんだ。


































そしたらSUMMARYのみんなは自信を持って、

所属してるみんなが団結して、

これなら勝てるって思ったんだ。






















自分自身ももっと強くならなきゃだから、

アクロバットずーっとやってた。



















だから小5の時にはバク宙・前宙が出来た。
そして関東、中部も支配した。









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1回切ります!

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