長尾side

『ねぇみっちー、どうする…？』

道枝｢俺も…分からん、、、｣

『そう…やね…』

道枝｢…でも、あなたの気持ちは、ちょっと分かるかも。

俺も東京でドラマとかいっぱいやっとる時は、全然ライブの振りなんて入れてる余裕無かったから。

でもあなたは、その時の俺の3倍以上の仕事しとったんやと思う。

映画2本にドラマ、雑誌、テレビ、ラジオ、、、

それに、俺今気づいたんやけどさ、｣

『うん、』

道枝｢あなた、2週間後から、、、

ソロツアー、あるんやない…？｣

『あっ、』

自分たちに精一杯でそこまで頭が回っとらんかった。



確か2週間後から。



【Ms.Kamisaka 1st step!】ってツアー名だっけ、

この間、ツアー名決まったって喜んでた。

道枝｢やから、振りとか、立ち位置とか、

こんがらがって、ミス多かったんやないかな…｣

『そうかも…』

道枝｢それに、そもそもあなたがレッスンに来とった時間どんくらいやと思う？｣

『俺らが1日昼入れて6時間とか？』

道枝｢おん。

俺考えてみたんやけどさ、多分あなたは2,3時間。｣

『えっ、！』

道枝｢よくよく考えたら、そんな状況で、

1週間で全曲振り入れしたあなたすごいと思う。｣

『確かに、、、

丈くんにも言った方がええんかな、、、』

道枝｢うーん、、、｣

丈くんめっちゃ怒っとるしな、、、


はよ気付いてくれますように。




そして、あなたが帰って来ますように。

ねくすと >>

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