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2020/11/23

第24話

第23章
「おい、太陽大丈夫か!?」
車に乗り込んだ太陽に呼びかける。
「なんだ?俺は全然元気だけど」
「…え?……」
車に乗り込んだ太陽はさっきまでの苦しそうな姿はなく、元気になっていた。
「俺あれ演技だぞ?あそこから抜け出したくてやったんだ。お前、合わせてくれてたわけじゃなかったのか?」
「はぁ!?初めて聞いたぞそんなこと……」
本当に心配していたのに…。損した気分だ。
太陽は悪戯した子供のように、純粋な顔で笑ってる。
「まぁいいや、俺もあそこから出たかったしな」
「月花にとっては得だろ?」
確かにそうだが……。
『グーっ』
太陽のお腹の音が車の中に響く。
「なぁ、どっか飯行かねぇ?」
「あぁいいぞ、俺もお腹すいた」
結局なにも食べずに出てきたからな……。
「何かドライブスルーしようぜ、
この格好だと外に長居できねぇし、どこがいい?」
確かに、ドレス姿で外を歩きたくないな。
「近くにあるのはハンバーガー店くらいでしょうか……」
助手席から悠哉が提案する。
いたのか!?声がしなかったからてっきり外にいるのかと思っていた…。
「いいな!ハンバーガーか!!
俺最近食べたことなかったんだよなー」
「そうか?俺は最近琥珀と一緒に食いに行ったなー。結構うまかった」
「じゃあそこにしようぜ!!
悠哉さん、後で一緒に買いに行かないか?
ドライブスルーでもいいんだけど、俺あまり買いに行ったことないから行ってみたくて」
「いいですよ、私で良ければ付き添います」
「それじゃ、父さん運転よろしく!」
へぇ…お父さんが運転して……。
「え!?お父さん!?」
「あぁ、俺の父さん」
「いつも太陽がお世話になってます」
運転席に座っている太陽のお父さんらしき人は俺の方を向き、挨拶する。
見た目はとても若く、眼鏡をかけている
しっかりとした社長さんで太陽と本当に親子なのかと疑ってしまう。
「なんだ、その疑いの目は。
俺は正真正銘父さんの息子だぞ」
「いやぁ……えらく性格違うな…と」
「えぇ…それ酷くないか?」
「フフフッ…すまないすまない冗談だよ」
俺たちは目を合わせ笑い合う。
光としてじゃなく、月花として太陽の隣で笑うのは初めてだな…。やっぱり太陽と笑っているのは楽しいな!!




第24章へ続く