第18話

お見舞い。シルクside
909
2018/03/21 11:36
─────────────
シルク「はぁ....」
モトキ「あ、シルク~。一緒にお見舞い行こ。ニコッ」
シルク「え、あ、おう。」
───────────── 少し歩いて
シルク「あ、あれ...マサイ?」
モトキ「だね、おーい!マサイー!」
俺とモトキはマサイに駆け寄る。
マサイ「ん?あ、お前らもお見舞い?」
モトキ「そうそう。一緒に行こ~。ニコッ」
マサイ「んー。」
──────────── 病院につき
コンコン
と和華のいる病室、609号室をノックし入る。
そこには



目を覚まし、上半身を起こしている和華がいた。酸素マスクも外している。
シルク「和華...!」
俺は和華に近寄った。
和華「....?」
シルク「和華、大丈夫か?」
和華「えっと...すみません....」






どなたですか....?
ズキッ....
和華が俺のこと....




忘れてる.....
和華「あの..大丈夫ですか...?」
シルク「え、あ..大丈夫...ホントに覚えてない?」
和華「あの..初めてお会いしたと思うんですけど....💦」
グサッ....
マサイ「あの..大丈夫?」
和華「あ、マサイ!来てくれたの?」
シルク「は...」
モトキ「へ....」
和華「あ、モトキ君も!ありがとぉっ!」
マサイ「えと..俺のこと..さん付けじゃなかったっけ?💦」
和華「なに言ってるの?ずっと呼び捨てだよ?」
モトキ「俺のこと君付けだっけ..?」
和華「うん!そうだよ?」
マサイ「えと...自分の名前言える?」
和華「言えるに決まってるでしょ?w 私は....あれ?私の名前は.....」
和華「私は...誰..?」


そういった和華の声は今すぐにでも泣きそうな声で震えていた。
マサイ「わかんない?」
和華「...コクッ..」
マサイ「じゃぁ、質問するね?和k..君にとって俺はどんな存在?」
和華「マサイは、私の彼氏で...同棲してる私にとって大切な存在..?」
ズキッ....
彼氏..か....
マサイ「じゃぁ、モトキは?」
和華「モトキ君は、優しくていつでも相談にのってくれて...グミが大好きな人..?」
マサイ「じゃぁ、この人は?」
と言って俺を指さす。
和華「....わかんない...」
シルク「俺は..俺はお前の兄貴!お前は俺の大切な..大切な...妹だよ...」
和華「え?私ってお兄ちゃんいたっけ....」
もう..無理だ....耐えらんねぇ....
俺は病院の屋上に向かって走りだす。
モトキ「ちょ、シルク!?」
マサイ「モトキ、シルク追いかけて。」
モトキ「あ、うん!」
───────────────
はぁ....あんなこと言われたら...
シルク「俺..もう....」


俺の目から涙が溢れてくる。
俺...








どうしたらいいんだろ....

プリ小説オーディオドラマ