第11話

第3章 <貴方の正体>
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2018/08/28 06:50
美南  ミナミ
美南 ミナミ
ふふっ 今分かったって顔したね〜♪
美夢  ミウ
美夢 ミウ
私は今そいつについて調べてるの、日頃の行動パターンや性格の特徴とかね〜
沙月  サツキ
沙月 サツキ
じゃあ…もしかして、私が襲われた時も…?
美夢  ミウ
美夢 ミウ
そうだよ〜朝飛のことを監視してたの。本当運が良かったね〜
ケラケラと幾葉さんは笑った。


…じゃあ本当に幾葉さんがいなかったら…私…


死んでたのか。


…冷や汗が出てきた。
美南  ミナミ
美南 ミナミ
危機一髪だったね〜
美夢  ミウ
美夢 ミウ
本当だよ、やっぱり何が起きるか分からないもんだね〜
そう言うと2人は顔を見合わせてしみじみと頷いた。


…そう言えば、
沙月  サツキ
沙月 サツキ
幾葉さん達は、富豪だと日向さんから聞きましたが、一体何者なんですか?
2人は目を見開いた。


質問しちゃダメだった内容かな…?
美南  ミナミ
美南 ミナミ
ふふ、ごめんごめん!まさかその質問が来るとは思わなかったからさ。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
そうだよね〜富豪って聞けば怖くもなるよね。
美南  ミナミ
美南 ミナミ
もっとしっかり自己紹介しないと!
じゃあ改めまして…
「私は日向美南。今年で18、ゲームは3年目。


ついた異名は“最後の審判”


善き者には自由と平和を、悪しきものにはそれ相応の罰を…。なんてね♪


ただ単に日頃の行いが良い奴に、悪い人なんていないって考えよ〜」
美夢  ミウ
美夢 ミウ
美南の場合、悪さしている奴らは容赦なく殺すっていうスタイルなの。
これが異名の由来。
「私は幾葉美夢。美南と同じで18、ゲーム歴も同じ。


ついた異名は“情報網の主”


このゲームについての情報を自分の目や手足を使って入手しているの、それを相手に売って私は稼いでいる。」
美南  ミナミ
美南 ミナミ
逆に言えば、基本美夢は人を殺さない。私からしたら、本当生きにくいこと選んだよね〜
美夢  ミウ
美夢 ミウ
情報って意外と買ってくれるもんなのよ、自分の命かけてお金を手に入れるよりよっぽど楽!
沙月  サツキ
沙月 サツキ
…!
そっか、幾葉さんのやり方なら…。


人を殺さなくても、生きることが出来るんだ。

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