第6話

第2章 <自分の立場>
56
2018/07/31 01:32
あれから幾羽さんの家にお邪魔させて貰い、2人でおしゃべりをしながら夕食を食べて、ふかふかのベットで寝た。


そして翌日。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
おはよう、沙月ちゃん!
沙月  サツキ
沙月 サツキ
…おはようございます。
今日は寝起きがいい。


これも全て昨日がとても充実していたからだろうか。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
今日は、私お仕事があるんだよ。
だからボディガードを呼んだから、今日はその人と1日過ごして欲しいんだ。
ボディガードさんか、仲良くできるかな。


すると、ピンポーンとインターホンの音がなった。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
あっ来たみたい!
音をきいた幾羽さんは駆け足で玄関口に向かった。
お邪魔しま〜す!
可愛い声、聞いた瞬間すぐに女の人だとわかった。


少しだけ、男の人じゃなくて良かったと思った。
美南  ミナミ
美南 ミナミ
どうも〜貴方が沙月ちゃん?
私は日向美南(ヒナタミナミ)よろしくね!
勢い良く部屋に入ってくると日向さんは私の前に座り満面の笑みで自己紹介をした。


凄く元気な人だ。


私は呆気にとられていた。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
今日はこの人がボディガードしてくれるから、仲良くしてあげてね?
美南  ミナミ
美南 ミナミ
なんか私がお守りされてるみたいなんですけど…。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
事実沙月ちゃんの方が大人しいし?合ってると思うけどな〜w
美南  ミナミ
美南 ミナミ
うっさいな〜本当イラつくわ〜w
2人はとても仲がいいんだな。


見てて微笑ましくなる、不意にクスッと笑ってしまった。


我に返ったように2人はこちらを見ると幾羽さんがコホン!と咳払いをした。
美夢  ミウ
美夢 ミウ
じゃあ私は仕事に行ってくるね!
いってきまーす!
そそくさと荷物を持って幾羽さんは笑顔で出ていった。


私は玄関のドアが閉まるのを見てから日向さんの方を見た。


視線に気づいた日向さんも私と同じように向き合う形で座った。
美南  ミナミ
美南 ミナミ
じゃあ今日は美夢からやって欲しい事を伝えられたから、まずはそれを処理するね〜。
了解しました。
美南  ミナミ
美南 ミナミ
まずは、この世界とゲームのことについてね。
その言葉を聞いた途端私はピクリと体を震わせた。


やっと分かるのか。

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