じみんside.
分かってる。
そんなこと ずっと前から分かってた。
いつから僕は君のことをこんなに傷つけるような人になっていったかも
すべて
すべて
分かってたんだ。
毎日僕の口からあなた宛にでる汚い言葉は君の心を真っ黒に染めていってたことだって
ついさっきの僕も
昨日の僕も
今の僕も
分かってたことなんだ _____ .
僕がその言葉を、この無数とある言葉の中から発した時
君は辛そうだった。
僕も辛いけれど
君の方がもっと辛いと思う。
だってずっと知ってる 幼馴染だもの。
みんなにはしらない君の1面も知っているし
むしろ知らないことなんて
” きっと何も無い ” ___
毎日いった言葉で君と僕との境界線の線が太くなっていくことに僕も気づいていた。
こんな風にまた僕は君から遠ざかっていく。
移動教室に行く前の保健室できいた
あなたの
「なんてことないよ」
そんなことあるわけないじゃん
たくさんの棘がつまったものを手に持った時、手に傷がつくのと同じように
きっと君の心には無数の傷があることを知っている。
けれどごめんね
もう僕には後戻りできないんだ。
だって
👩「じみなは、私のものだものね……?笑笑」
これ以上僕の気持ちがずたずたにならないように
また君を傷つける _____ .
こんな幼馴染を君は
もう幼馴染とも思っていないんだろうな ___ .
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!