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先生に頼まれた仕事をしていて遅くなってしまった
ころちゃん達とは違う学校だけど一緒に帰るようにしている
ころちゃんと少しでも一緒にいたいし…
ころちゃんが心配するしw
そう言うところちゃんの顔に熱が集まった
それを見ないフリをして歩き出した
いきなり後ろから声がした
そんな心配そうに見てくるなーくんの目が…居心地悪くて…
目を逸らしながら話す
手で表すように屈んだ
撮影でも気を付けることは気を付けている…
スカートの裾…
服の露出度…
ころちゃんに心配されるようなことはないはず…
そう言って走ろうとする手を掴まれた
そう止めてくるころちゃんに私は大きな声で怒鳴った
ころちゃんの手が緩んだところを走り出した
本当は…ケンカなんてしたくない…
怒った理由も…ころちゃんに心配されているだけだ
そんなの…わかってる…
でも…頑張っていることを言われるのは嫌だった
そして…追いかけて欲しかった…
とめて欲しかった…
でも…私を追いかけて来たのはすとぷりの中の大人組の3人だった
嘘だ…こんなの…こんなの私じゃない…
居たくないなんて嘘だ…
ずっと隣に居たい…
ずっと一緒に居たい…
なのに…私から出るのは嘘ばかり…
みさとくんの家に来た時…少しだけ…ころちゃんへの罪悪感があった
でも…見ない…感じないフリをした
お風呂に入って…1人になった時…
ころちゃんの事を考えた
今頃…どうしてるかな…
なにしてるかな…
私のこと…心配してくれてるかな…?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!