奈緒とのLINE
やっほー!
やほー!
後楽園の人数どうする?
うーん
うーん
いるかな
私は、Mを誘いたかった。
愛莉というのは私の名前。
私はMのことが好きだった。
1年生の頃に告り、振られてしまった。
でも今も大好き。
なかなか諦めようとしても諦めきれない。
私は1番仲のいい友達にこのことを言うと…
3年前…
ねぇ、奈緒。
うち、Mのこと好きみたいなの。
え、マジ?
うん
どこが??
優しいところとか面白いところとかドSのところとか…。
1年生の頃から好きなの。
えー!
よく分からない!
1年生の頃にラブレター書いてMの靴箱の中に入れて次の日の朝見てみたら、無かったから号泣して帰ったの。
もう1回聞いていい?
どこがいいの?
性格とか?
えー
奈緒はやだな。
…………………
だから、この先どうしていいか分からなくて
好きのままでいていいのか諦めた方がいいのか
奈緒は諦めるわ
じゃー、諦めようかな
うん
そうしな
次の日の朝
あ…Mだ…どうしよ
下向こ…
おい
え?
お前だよ
うち?
そうだよ
お前だよ
ラブレターの事だけど
(ドキッ)
無理だわ
俺お前のこと好きじゃないし好きにもなったことも無い
分かった
(そんな言い方ないと思うんだけどな…)
(こっちは本気なのに)
私は、奈緒の所へ行きこのことを話した。
…………………
どうだったの?
その時の答えは
今のとおり無理だった
あーそっか
はぁ…これからどうしたらいいのかな
諦めたら?
諦めきれないんだよ〜
うーん
もっといい人いるじゃん
例えば?
海星とかさ〜
いやいや笑
無理でしょ
無理か笑
彼氏欲しいな〜
可愛くなりたい
その時、私達はトイレにいた。
その時、教室で手紙が配られていた。
その手紙には、誰が入学したのか分かる手紙だった。
私はそれを見ていると、どこからか視線を感じた。
そっと周りを見渡してみると…
(うわ…Mがこっち見てる…)
(あとで絶対何か言われるに違いない!)
すると、5分休み…
おい
……ザワザワ
お前だよ!
Mは私の脚を踏んできた。
痛い…
なんで踏むのよ!
お前が返事しねぇからだよ!
………………………
で、なに?
お前、どこに入学するんだよ!
そんなの紙見てよ!
(見て欲しくないな…)
(なんであんなこと言っちゃったかな…)
お前、私立に入学するのかよ
しかもこの学校でお前だけ
そうだよ!
まぁどうでもいいけど
はぁ…
だったら聞かないでよ!
ギュー!
痛いってば!
俺に逆らえばこうなるんだ
分かったか?
はい……
そして、最悪の時間がやってきた
奈緒は今日部活?
そう!
部活部活!
頑張ってね!
その時、Mはチラチラと私の方を見ていた。
ねぇ、奈緒…
M、さっきからこっち見てるんだけど…
なんか嫌な感じがする…
ほんとだ
あんまり見ない方がいいかもね
あとでなにか言われたら、頑張ってね笑
えー!
助けてくれないの!?
やばい…
Mが来た…
奈緒…
どうしよう…
あ…
私は部活行くよ
ちょっと待ってよ!
(行っちゃった…)
おい
(ドキッ!)
また返事しないのかよ
なによ
やっと返事したな
…………………
それは、技術の授業中に起きたことだった。
お前帰る前に、俺に言うことあるよな?
え…なんのこと…
謝ることなんて…
あ!?
彼が歩きながら私に近づいてくる
なにも言うことないってどういうことだよ!
言うことあんだろうが!!
ないよ……
お前頭おかしいんじゃねぇのか?
謝ったことないのか?
あるよ!!
ただ、もーりーには悪いことしてないから謝らないだけ!
それだけだよ!
ほーほー
なるほどねぇ
じゃー、私帰るね
おい、待てよ!
まだ話は終わってねぇだろ!
と言って、私の手を引っ張った
え…!!
俺も早く帰りてぇのにお前のために時間作ってあげてんだよ!
だから早く謝れ!
だから……
ドン!!
謝らない限りここを通さない
どいて!
早く帰りたいなら早く謝れ!
ごめんなさいって言うだけだよ
………………………
(やだ…謝りたくない…!!)
(謝ったら二度とドSは聞けないかもしれないから!!)
通して
無理
なんでよ…
早く帰りたいのに…
明日謝るから…
いつも明日明日って言って全然謝らないじゃんか!
………………………
明日は絶対…謝るから…
言ったな?
絶対だからな?
明日、謝らなかったらどうなるか分かってるよな?
知らない…けど…
知らない…!?
なんでも俺の言うことを聞くに決まってんだろ!
え……!?
それって……ほんとに?
おう
なにかおかしいか
当たり前のことだろ
明日が楽しみだなぁ
……………………………
そして、夜が明け…
私は恐る恐る学校に向かった
教室に入ろうとした瞬間、
一番最初に目が合ったのはMだった。
クラスに入り、カバンを置いて椅子に座った瞬間にMが私のところにやってきた。
おい、昨日のこと忘れてないよな?
(やっぱり…)
忘れてないよ
1日で忘れるわけないじゃん
なんて言うんだっけ?
ちょっと待ってて
待てない
もう随分待った
ギュー!
痛い!
それやめて!
じゃー謝らない理由聞かせて
だから…
だからなに?
それは…
(チラ…)
(キツい目)
(ドキッ!)
だから…それは…
なんだよ
言えない
あ!?言えないってなんだよ
だから言えないの!
なんで言えないのか言え
(しつこいな…)
言えないって言ってるじゃん
彼のドSはどんどんきつくなっていく
ちょっと…!!
こっち来ないでよ!
なんでだか分からないのか?
趙さん助けて!
笑笑
笑ってる場合じゃないでしょ!
吉川、そうやって人を使うのは良くないぞ
……………………
頑張れ愛莉、笑笑
助けてってば〜😭
可馨も謝ってる所見たいよな?
あたしはそんなに……
あ!?
はい……見たいです……
だってよ!吉川
……そんな……
このまま謝らなかったら土下座させるぞ!?
土下座はちょっと……
いいねして作者を応援しましょう!
恋愛の小説
もっと見る- 恋愛
転校したらイケメンクラスに!?
あらすじ?はいすいこうにおとしちゃった♡てへぺろ♡(キモ)
favorite 7grade 3update 54秒前 - 恋愛
ミュウツーの花嫁〜史上最強のポケモンが愛でる美女〜
あの最強の超能力ポケモン・ミュウツーが人間に恋をする──… これは、人間のエゴによってこの世に生み出された伝説のポケモン・ミュウツーと、その彼に愛された美女、そして、その2人を取り巻く人々やポケモン達が織り成す、大人のポケモンラブストーリーである。 ※ジャンルは恋愛となっていますが、ストーリー的には恋愛×ファンタジーとなります。 ※筆者はデリケートです、誹謗中傷はお控えくださいますよう、よろしくお願い致します。
favorite 715grade 83update 1分前 - 恋愛
怪盗が恋しても?
あの女の子かわいー しかも胸でかー〔キッド〕 きもい(れおねお)
favorite 0grade 0update 4分前
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
-CANDY MAGIC - ~私のオオカミくん~
学内で一目置かれるオオカミくん。 無愛想で机に伏せては迎える放課後。 クラス替えの新学期早々 罰ゲームで話しかける羽目に。 小柄なミニマム女子には長身男子が 恐怖の対象……。 とりあえず…飴あげてみる? 餌付けしたら……どうなるの? 莉月にしか見せない素顔とは…? 長身オオカミくんとミニマム女子の 飴玉のように甘酸っぱい青春ストーリー。 キャンディから始まる恋も あるんじゃない…?? 【長編予定】
- ホラー
崩れゆくこの世界で__
____20xx年 ×月○日 世界は崩れていった。 地面に咲く花は全て枯れ 美しかった空は黒く染め上げて まるで"絶望"を表しているような世界に変わっていってしまった。 原因は不明。 地には謎の生物が徘徊するようになった。 人々はその謎の生物を恐れ、逃げ続けていた……が謎の生物に殺されてしまう。 謎の生物と崩れていく世界……このふたつは果たして関係あるのだろうか……? 原因は謎の生物が引き起こしたものなのか…? 急いで解明しなくては世界は"崩壊してしまう" Unbroken Hope(崩れない希望)は謎の生物から人々を守るため、世界が何故崩壊していっているのかを解明するために日々戦い続けている __崩れていくこの世界で僕らは原因を見つけ出さなくては行けない。 怖くても 苦しくても________ 生きている限りは この絶望からは逃れられない
- ファンタジー
クリスマスに家に来たのはサンタの息子
その日はクリスマスイブ。キロ・マグリーはサンタがいると自分を騙しているのだと、親に怒鳴った。それを聞いた父は、息子にこっそり自分の九歳のクリスマスイブのことを話した。知らなかったサンタの家系の秘密。おもしろくて、ちょっと心温まるとあるクリスマスのお話。番外編まで見逃せない!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!