第8話

8.
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2019/07/06 09:03
私はドゥースさんと駅を出てから少し山道を歩いていた

最初はなにを話せばいいか分からなかったけれど、ドゥースさんは優しく声をかけてくれるからなんだか落ち着けた
ドゥース
そろそろ着く頃ですよ
ほら、あの右上のところに見えてる…
そう言って指を指した方向を見ると
あなた
わぁ…!
そこにはずっと夢見てきた、憧れていた学校があった
あなた
ほんとにこんな感じなんだ…
ドゥース
他とそう変わりませんよ?笑
でも、寮もあるので大きいですね
そうして大きな門の前まで着く
ドゥース
少し、ここで待っていてください
そういってドゥースさんは小走りに学校へと入っていった
あなた
(ふぅ…なんだかドキドキ
しちゃうな(๑•﹏•))
??
へぇ、君が新入り?
あなた
…!?
声のするほうをむいても誰もいない

さっきのドキドキとはまた違うドキドキがした
かえで
だ、誰で、すか…?
??
俺?俺は──
その直後後ろから肩を叩かれた
ハッとして後ろを向くと
そこには私よりも少し背の高い
男の子が立っていた


その子はこちらを見て満面の笑みを浮かべた
??
君のことが








だーいすき

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