第3話

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2023/03/29 09:38


ポートマフィアに所属して早2年、時の流れは早いなと思うと共に私は次の所属先に怯える日々を過ごしている。

ポートマフィアで同期の友達“つーちゃん”は『指折られたり』とか『銃で腹を撃たれた』だとか『精神的苦痛を負わせて洗脳させる』だとか!!!
怖い噂しか聞かない!!
というか其れしか分からない!!


あなた
…あー、大丈夫かな…新しい所属先でも仲良くできるかな…あー…どうしよう…

と、不安に駆られていた。……が、
太宰治
やぁ、よく来てくれたね。私の名前は太宰治だ。今日から宜しく頼むよ!宇賀持さん。
意外と…いい人…かも…中原幹部とはまた違うけれど…
あなた
はい、太宰幹部。宜しくお願い致します!
私的にはつーちゃんがハードルをあげたに過ぎない。そう思ったのだが…


























私は改めてこの幹部の恐ろしさを知った。

其れは、ある日のことだった。
中原幹部には体術は死ぬ程叩き込まれたのである程度は出来る。



…が、私は頭は余り宜しくないせいかなんというか…体術では負けを引かない私がボロクソに負けてしまう。

矢張り、相手の攻撃を瞬時に見極め分析する力が私には圧倒的に足りなかった。
あなた
ッ…ぐはッ…
太宰治
ねー、もう終わり?折角期待のルーキーを見つけたから出し抜いたのに。その割にはだね。どうやら私の目が間違っていたのかな?
あなた
も、…申し訳ッ…
私の真っ黒な長い髪の毛を引っ張る太宰幹部
ブチブチと音を立てて抜けてゆく数本の髪の毛
太宰治
君はマフィアを勘違いしているのかな?こんな髪ごときのケアをする前にさ…もっとやることあるよね?
あなた
ッ…!!す、済みません…でした…ぜ、善処致します…
太宰治
…ふふ、君には期待してるんだからね。これっぽっちでぽっくり逝かないでよ?

そう嘲笑われて掃除をしろとの命令を受けた。私の吐いた血や吐瀉物のことだろう。


抜けていった数本の髪を見て私は必死に涙を堪えた。
あなた
……っ…あーあ…
あなた
一応…自慢の髪の毛だったのになぁ…

ぽつりと私しかいない訓練場にため息とともに呟いた。



















訓練場の片付けを終え、次の任務への準備をしようと訓練場を後にした頃だった。


太宰治
……やぁ!
あなた
…あ、か、幹部…
元気そうにこちらを見つめる幹部の姿があった。
が、少しだけ違和感を感じた。
この取り繕ったような笑顔は、最初に初めて幹部に会って、自己紹介をされた時と似ている。







本心とは違う何かを隠すための笑顔___
あなた
……失礼ですが。1つ聞いても宜しいですか?
太宰治
ん?どうかしたかい?なんでも聞いてくれて構わないけど。
あなた
……何故、いえ。
あなた
貴方は誰なんですか?
太宰治
……だれ?何をいって…私は君の上司の太宰でしょう?先刻もあったのにもう忘れたのかい?
あなた
そうですね。確かに先程までボコボコにされましたが…
あなた
貴方は本当に太宰幹部なのですか?私は…そんな取り繕ったような笑顔を2度も見る羽目になるとは思いませんでした。
あなた
…私には正直、太宰幹部にそっくりなナニカにしか思えません。私の知っている太宰幹部では無い。
太宰治
あはは…君も厳しいことを云うようになったじゃない。
太宰治
そうだね、私も太宰だけれど君の云うとおり太宰に似たナニカだ。
太宰治
私も太宰で彼処に居るのも太宰だよ!
あなた
っうわ!?か、幹部!?
そういって私に抱きつく幹部、理解が追いつかない…と同時に数メートル先に居る本当の幹部と目が合ってしまった!!!!
やばい…すっごい睨んでる…怖い。しかも抱きついてくる方も怖い…ほん怖出演できますよ。お二人。
太宰治
……何をしてるのかと思えば
太宰治
宇賀持くん……早くこっちに来給え
太宰治
えー?なになに〜急な独占欲とか出ているのかい?ねぇ、あなたちゃん?
あなた
あなたちゃん!?
太宰治
とっても優しい私か?これからもこれまでもボコボコにしてくる私、どっちがいいかな?
太宰治
……はあ、そんなこと分かりきってるだろう。
あなた
……私は、
前の中原幹部の時とは違う。厳しいこともされたけどその分優しくしてくれたあったかいあの部署が好きだったけど、私は今太宰幹部の部署にいる。太宰幹部の部下だから、
あなた
ツン?の幹部も、デレの幹部も私は太宰幹部だと思います!だから、私は……
太宰治
どっちも選ぶと?
あなた
あ、は、はい……其れに、おかしいんですよ。
太宰治
おかしい?何が?
あなた
私の異能力が、太宰幹部の前では使えないんです……だから、幹部は異能力の無効化する系の異能力者だと思って……だとしたら太宰幹部が2人にも分裂するだなんて異能力以外に考えられなくてでも、それだと私の考えていたこととの辻褄が合わなくて……
太宰治
よく分かってるじゃないか、そうだよ、私は異能を無効化する異能力者だ。
太宰治
だから、分裂することも無いはずなんだけどね。
黒い外套の埃を払いながらそう云う幹部。

私は未だにもう一人の貴方に掴まれてるんですけどね??
太宰治
まぁ、これから君にはこの分裂について首領から教えて貰えるだろうから、君には今回のことを頼むよ。
太宰治
よろしくね!あなたちゃん♡
太宰治
だから!!くっつくんじゃないよ!!

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