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第4話

第4話 体育祭(1)
4
2022/04/24 05:56
賑やかな声が辺りを埋め尽くす。
うるさすぎるくらいだ。
今は玉入れと騎馬戦、徒競走が終わっている。次は借り物競争だ。
夢咲あまね
頑張ろうね!
あまねはクラスメイト達に声をかけていく。
夢咲あまね
すぐるも!がんばろ!
速水傑
あー、うん
借り物競争。
借り物競争かぁ…
俺はあまり走るのが好きじゃないので、借り物競争には出場するつもりはない。
応援席で延々と声を出しているだけでいい。それで満足だ。

だがしかしあまねは違う。
あまねは玉入れ以外全てに出場するつもりだ。
先日玉入れには出ないのかと聞いたら、全競技参加することはできないと先生に言われ、玉入れを妥協することにしたようだ。
夢咲あまね
…ぐる、すぐる?
速水傑
なに…
夢咲あまね
ぼーっとしてるみたいだけど、大丈夫?
速水傑
ああ、うん
夢咲あまね
そっか、じゃ私行ってくるね
速水傑
いってら
夢咲あまね
うん!もちろん一着目指してるから!
あまねはそう言ってスタート地点に立つとスタートの合図で走り出した。

そしてお題が書かれた紙を開く。
 
夢咲あまね
すぐるっ!
速水傑
…なに
あまねは俺のところへ駆け寄ってくる。
夢咲あまね
来て!
速水傑
えぇ…
夢咲あまね
優勝狙ってるし…
あまねは真剣な顔で俺を見る。
速水傑
…分かったよ
俺が答えた途端、あまねの顔が輝く。
夢咲あまね
よし、速く行こう!一着目指すぞ!
そしてあまねは俺の手を引っ張って走った。
結果は一着だった。
あまねはクラスメイトに向かってドヤ顔をキメる。
そういえばお題なんだったの?
クラスメイトの声が聞こえる。あまねはすかさず幼なじみだと答えて、周囲は納得したかのように頷く。
夢咲あまね
すぐる!はい!
あまねは開いた手を俺に向ける。

俺はすぐに察してハイタッチをする。
夢咲あまね
1位おめでとー!
ハイタッチをするとあまねは満足そうな顔をして笑う。
夢咲あまね
次玉入れでしょ、活躍してよね
速水傑
はいはい…じゃ行くわ
俺は足を前に進めた。